前回投稿した【東海道本線(大阪ー東京)全線乗車紀行】には続きがあります。
じつはそのまま東北本線を進みました。関西を拠点とする者として「大阪駅から在来線で日帰りでどこまでいけるか」(ただし帰路は新幹線あり)をチャレンジしました。
結論からいいますと今回は「黒磯」まで行けました。帰路は一駅もどり「那須塩原」から東北新幹線⇒東海道新幹線で大阪に戻りました。
東北本線(東京〜黒磯)とは
東北本線は1886年12月1日に上野〜黒磯間が全通し、現在のJR東日本の基幹路線として発展してきました。
現在、東京〜黒磯間は「宇都宮線」の愛称で案内され、営業距離は約159.9km。
黒磯駅は直流(東京側)と交流(東北側)の電化方式が切り替わる境界駅で、運転系統が分かれる重要拠点です。
路線の歴史(要点)
- 1883年7月〜1886年12月1日:日本鉄道により上野〜黒磯が順次開業し全通。
- 1909年10月:線路名称制定で「東北本線」に。
- 1959年5月22日:大宮〜黒磯間が電化、黒磯で直流/交流の境界が確立。
- 1982年6月:東北新幹線部分開業(大宮-盛岡間)開業
- 2001年12月:湘南新宿ライン、2015年3月上野東京ラインが開業して、東京〜黒磯間の直通利便性が向上。
運行ダイヤの特徴
日中1時間あたり
- 上野東京ラインが3本(宇都宮発・小金井発・古河発が各1本)
- 湘南新宿ラインが2本(1本は快速)宇都宮発
- 大宮ー赤羽間では高崎線に直通する列車も含めて10本が設定されている。
- 湘南新宿ラインは大宮ー赤羽間は貨物線を走行しているため、運転間隔はそろっていません。
東京〜黒磯:おすすめの車窓ポイント
①第一走者 東京15:09発⇒宇都宮17:06 普通:宇都宮ゆき(グリーン車乗車)
東京駅に停車する宇都宮線宇都宮行きです。

■ 都心〜大宮
東京駅の同じホームに到着した常磐線:特急ひたち号です。品川始発でいわきを目指します。

上野駅を出発すると数分で広大な車両基地があります。尾久車両センターです。

かつては東北・常磐・上越・信越方面の長距離列車が数多く尾久車両センターにとまっていましたが、現在は昼間時間帯となるとほとんどの車両がいません。
そんななか、クルーズとれいん「四季島」がいました!

しばらくすると荒川を渡ります。ここから埼玉県となります。

大宮駅です。乗り入れ路線は以下のように合計13路線で乗り入れていて、路線数は東京駅に次いで全国2位です。
- 新幹線が東北・山形・秋田・北海道の東北系統と上越・北陸の上越系統の合計6新幹線
- JR在来線は京浜東北線・宇都宮線・高崎線・埼京線・川越線
- 私鉄路線として東武野田線(東武アーバンパークライン)・埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)

大宮駅を出発すると高崎線・川越線とわかれて、車窓も徐々に田園風景が広がる“北関東らしさ”が濃くなる区間となります。
写真は大宮駅から2つ目の東大宮駅の少し手前(東京より)に、大宮総合車両センター東大宮センターがあります。かつては上野駅発着の長距離列車を中心に多くの車両が滞泊していました。

東大宮ー蓮田間の車窓です。は水田が多く、季節ごとに表情が変わります。

しばらくいくと栗橋駅に着きます。この駅では東武鉄道日光線と駅が隣接しています。東武日光線直通特急が客扱いホームのない連絡線を通り、東武日光線に入ります。下の写真はその連絡線の写真です。

栗橋駅を出発すると、日本国内最大級の河川で知られる利根川を渡り、茨城県古河市に入ります。古河は宇都宮線唯一の茨城県内の駅です。

古河市街地をぬけると栃木県に入ります。
小山付近からは東北新幹線・国道4号線とほぼ平行して進みます。
写真は宇都宮駅到着直前の車窓です。宇都宮線の上部を東北新幹線が乗り越えると宇都宮駅に到着します。


17:06宇都宮駅に到着しました。この駅で東北新幹線・日光線と乗りかえることができます。写真は日光線の列車(E-131系600番台)です。

②第二走者 宇都宮17:12発⇒黒磯18:04 普通:黒磯ゆき
次に乗車したのが、普通:黒磯ゆきです。東京方面からやってきた10or15両編成(グリーン車つき)の普通は宇都宮駅までです。ここから黒磯までは、写真のようにE-131系600番台で運行されています。

宇都宮駅を出発してしばらくすると、車窓左側(仙台方面にむかってに日光連山→那須連山が大きく見えるハイライト区間です。
下の写真は氏家-蒲須坂間の車窓です。日光連山がみえています。

田園と山のコントラストが美しいです。
次の動画は蒲須坂ー片岡間の車窓です。
18:04黒磯駅に到着しました。この駅は交流と直流(列車を動かす電気の種類)の接続地点の駅です。かつて、東京方から到着した客車・貨物列車は、この駅にら直流機関車・交流機関車に交代してきました。

現在は交流直流両方使える機関車が多くなり、かつ長距離旅客は新幹線に移行したこともあり、構内が静かです。

黒磯駅の駅舎です。並行して走る東北新幹線の高架下が駅舎となっています。

黒磯駅に隣接している、那須塩原市図書館 みるるです。
那須出身の建築家・伊藤麻里さんによって設計されたこの建物は、まるで美術館のようなおしゃれな雰囲気が漂っています。⇒那須塩原市図書館 みるるの情報はこちら

まとめ:東京から“北の玄関口”へ
東北本線(東京〜黒磯)は、都市・田園・高原の景色が一本で楽しめる鉄道旅の王道ルート。
黒磯駅は鉄道史的にも重要で、旅情と技術の両面で魅力が詰まっています。


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