【JR加古川線】加古川から山あいへ、静かなローカル線の旅

JR

兵庫県南部の加古川駅から、丹波の山あいに位置する谷川駅までを結ぶJR加古川線は、全長約48.5km、21駅をゆっくりとつなぐローカル線です。その歴史は古く、1913年に播州鉄道として開業し、地域の物資輸送と人々の暮らしを支えてきました。2004年には電化が完成し、現在は125系電車が軽やかに走り抜けています。

旅は山陽本線と接続する加古川駅から始まります。高架化されたホームを出ると、列車は大きく左へカーブし、加古川の街並みを背に北へ向かいます。やがて日岡駅付近では、春になると日岡山公園の桜が車窓を彩り、季節の移ろいを感じさせてくれます。
写真は125系の室内写真です。クロスシートと若干ロングシートがあり、1両ながわ写真のようにトイレが使えるようになっています。

神野駅を過ぎると、住宅地が途切れ、のどかな田園風景が広がります。厄神駅付近では、かつて三木鉄道が接続していた名残が見られ、ローカル線の歴史を感じられるポイントです。さらに北へ進むと、加古川に架かる長さ333mの国包鉄橋が姿を現します。大正2年に架けられたこの橋は、今も地域の象徴として旅人を迎えてくれます。

加古川線は厄神駅・西脇市駅で系統を分割して運行されている。とくに西脇市駅から北の路線は2-3時間に1本とかなり少なくなってきます。
使用車種は1両でも使える125系と旧国鉄時代に製造された103系中間車の先頭車改造車の103系3550番台である。

西脇市駅に到着する103系3550番台です。
中間地点の粟生駅では、神戸電鉄粟生線と接続し、乗り換え客でにぎわう瞬間も。ここから先は山あいの風景が濃くなり、車窓には加古川の流れや里山の稜線が寄り添います。西脇市周辺では「日本のへそ公園」や岡之山美術館など、アートと地理の面白さが交差するスポットも点在し、途中下車の楽しみが広がります。

終点・谷川駅です。この駅に近づくころには、旅はすっかり山間の静けさに包まれます。都市近郊から自然豊かな地域へ、ゆっくりと景色が変わっていくのが加古川線の魅力。派手さはないけれど、どこか懐かしく、心をほどくような時間が流れています。

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