【近鉄特急ひのとり乗車記】名古屋〜大阪間 最上級の2時間旅へ(名阪特急の歴史・車内設備・おすすめ車窓)

津駅に到着した特急ひのとり お知らせ

名古屋から大阪難波まで、近鉄特急「ひのとり」に乗車してきました。東海道新幹線よりも時間はかかるものの、それを上回る「乗ってよかった」と思える約2時間の旅でした。

名阪特急の歴史

名阪特急の歴史は古く、1947年に「すずか」「かつらぎ」といった愛称で運転を開始したのが始まりです。当時は4時間以上かかっていた名古屋〜大阪間も、車両の進化と線路改良により短縮され、1958年に初の二階建て車両(ビスタカー)、1988年にアーバンライナーを経て2020年に最新鋭の80000系「ひのとり」がデビューしました。

近鉄名古屋駅に入線する大阪難波ゆきひのとりです。

ひのとりの魅力

今回乗車したプレミアム車両は、ハイデッカー構造と大きな窓が特徴で、座った瞬間に“特別な旅”が始まる感覚があります。

バックシェル付きの深いリクライニング、全席コンセント、無料Wi-Fiなど、快適性は新幹線のグランクラスに匹敵すると評されるほど。2時間の移動がむしろ「もっと乗っていたい」と思える空間です。知人の近鉄の社員さんが「グランクラスを意識した車内です」とおっしゃていました。

ひのとりプレミアムシート車内

プレミアムシートの外にでると、カフェスポットがあり、セルフ式でコーヒー・紅茶(各200円)の他、お菓子やひのとりグッズが販売されています。カップは赤色のひのとりをデザインした特別なカップです。私は飲み終わったあとのカップを洗って持ち帰りました(笑)

あと、このフロアには無料で使えるロッカーがあります。大きい荷物になりがちな旅行者にはありがたい設備ですね。

レギュラーシートの車内です。2人掛けのシート両側に配置されています。グレーのモケットが基調となっています。バックシェル付きのリクライニングシートなので後ろの座席の方にきを使わずに座席の角度を変えることができます。

ひのとり レギュラーシート車内

レギュラーシートの車端部には写真のような休憩スペースがあります。走行中の気分転換にうってつけです。写真撮影の時は他のお客さんが来なかったので、気を遣わずに過ごせました。

ひのとり車端部の休憩スペース

名古屋→大阪難波のおすすめ車窓

以下の動画は近鉄名古屋駅を出発した時の車窓です。
今回は幸運なことに先頭車両の最前列を確保することができました。
迫力のある前面展望を中心に「ひのとり」の車窓をお楽しみください!

名古屋を出て、名古屋近郊の市街地をぬけるとしばらくしたら、木曽川・長良川・揖斐川の大きな鉄橋を渡ります。次の動画は、その鉄橋を渡り終えようとしているしている車窓です。

別の日に撮影した、近鉄桑名駅に到着する急行松坂ゆきです。
近鉄はJRと鳥羽までずっと競合しますが、単線(一部複線)非電化(途中まで電化)のJRと比べると、複線電化かつ充実した特急列車・地域の輸送を担う急行・普通がそろった近鉄とは差が歴然としています。

写真は三重県の県庁所在地:津に停車する「ひのとり」です。2025年2月22日以降、全列車が津駅に停車することになりました。ちなみにここで運転手が交代します。

伊勢中川付近では広々とした田園風景が広がります。
この伊勢中川付近はこの「ひのとり」をはじめ歴代の名阪特急にとってのハイライトです。
伊勢中川駅連絡線を通過し、大阪方面に方向をかえて新青山トンネルに向かいます。

伊勢中川駅連絡線を通過すると、風景は一気に山の風景になり、全長5652mの新青山トンネルを高速120kmで走り抜けます。

新青山トンネルに入るひのとり車窓

トンネルを抜けると伊賀の山中を走行し、伊賀鉄道との乗り換え駅である「伊賀神戸駅」を通過します。

次の動画は別日に撮影した、伊賀神戸駅を通過する「ひのとり」です。駅通過なので速度は控えめですが、迫力の通過シーンをお楽しみください。

奈良県をとおり、大阪府内に入ると一気に都市景観へと変わり、難波に近づくにつれて街の密度が増していく様子も見どころです。写真は別日に撮影した大阪府に入ったところにある堅下(かたしも)駅です。

写真は、鶴橋駅に到着するところです。ここで、渡線で奈良線に入り、終着大阪難波を目指します。

運行ダイヤ

運行ダイヤは1時間に1本で、最速は約2時間5分。新幹線より遅いものの、難波・鶴橋といった大阪ミナミの中心地に直結する利便性は大きな魅力です。

旅のエンディング

名古屋から大阪難波への”最上級の2時間の旅”も最終章です。ひのとりは大阪上本町を出発するとまもなく終着の大阪難波に到着します。

ここでプレミアムシートでは粋な演出があります。
それは車内の天井照明が青く変わり、落ち着いた幻想的な車内になります。

終着駅の案内の動画です。イヤホンで音付きでお楽しみください。

「移動時間を、くつろぎの時間へ」。そのコンセプト通り、ひのとりは“移動の質”を重視する旅人にぴったりの列車でした。名古屋〜大阪をゆったり楽しみたい方には、間違いなくおすすめの特急です。近畿日本鉄道のひのとり公式サイトもご覧ください。

◆「ひのとり」と新幹線の料金比較◆

様々なサイトで比較の資料がありますので、内容としては同じになります。
個人的な意見としては、時間をお金で買うのが「新幹線」、旅の楽しみを買うのが「ひのとり」かなと思います。
時間に余裕があれば、新幹線の自由席より安い値段で「ひのとり」のプレミアムシートに乗車するほうを私は選びます(笑)。

●プレミアム車両(ひのとりプレミアムシート)大阪難波⇔近鉄名古屋

料金:特急料金1,930円+特別車両料金900円=2,830円
運賃:2,860円
合計:5,690円

● レギュラー車両(ひのとりレギュラーシート)大阪難波⇔近鉄名古屋

料金:特急料金1,930円+特別車両料金200円=2,130円
運賃:2,860円
合計:4,990円

● 「のぞみ」号グリーン車【通常期】新大阪⇔名古屋

料金:特急料金2,740円+グリーン料金2,800円=5,540円
運賃:3,410円
合計:8,950円

● 「のぞみ」号普通車指定席【通常期】新大阪⇔名古屋

料金:3,270円
運賃:3,410円
合計:6,680円

● 「のぞみ」号普通車自由席【通年】新大阪⇔名古屋

料金:2,530円
運賃:3,410円
合計:5,940円

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