トワイライトエクスプレスは、大阪と札幌を結んだ長距離寝台特急で、移動そのものを旅にする列車として多くの鉄道ファンや旅人に愛されました。
1989年に臨時列車として登場し、個室寝台や食堂車、サロンなどを備えた豪華な編成で知られます。夜景や海沿いの車窓、車内での食事や会話が一体となる体験は、単なる移動手段を超えた「時間の贅沢」を提供してくれました。
チケット入手困難の人気列車でしたが、車両の老朽化・北海道新幹線の工事時間の確保などの理由で、惜しまれながら、2015年3月13日に定期運行を終えました。
今回は2014年7月に乗車した際の記録をもとにこの列車の魅力をご紹介します。
トワイライトエクスプレス 大阪駅入線
大阪駅の発車案内板です。これからの旅のワクワク感がでてきます。大阪駅で「札幌」という行先がみられたのもなつかしいです。


さあ、神戸方からトワイライトエクスプレスが入線してきました。
EF81電気機関車を先頭に電源車を含めて10両の客車(24系)が入線です。電気機関車の迫力・電源車(カニ24)の発電機の音がすごかったです。動画をご覧ください。
トワイライトエクスプレスの車両と編成の特徴
編成は電気機関車とディーゼル機関車が区間に応じて牽引を担当し、青函トンネル区間などでは機関車の交代が行われました。


使用されたのは主に24系客車をベースにした編成で、個室寝台を中心に食堂車「ダイナープレヤデス」やサロンカーを連結していました。

客室はスイートやロイヤル、ツイン、B寝台など多彩で、スイートはシャワーや専用設備を備えた最上級クラス。内装は落ち着いた木目調や暖色系の照明で統一され、長時間滞在でも疲れにくい設計が特徴です。


トワイライトエクスプレスの最終ダイヤと運行時刻
最終期の運行ダイヤ(大阪発・札幌発)
- 大阪発(下り):11:50 発 → 札幌 着 9:52(翌日)
- 札幌発(上り):14:05 発 → 大阪 着 12:52(翌日)
所要時間はおおむね約22時間前後で、走行距離は約1,500kmに及びました。
大阪駅を出発すると、すぐに車内放送が流れます。往年のスター山口百恵さんの「いい日旅立ち」です。旅情をひきたててくれます。いつもの大阪の街が特別なものにみえました。
その時に動画をご覧ください。
新大阪駅を出発すると車内案内があります。食堂車の案内や列車の魅力を車掌さんが案内してくださいます。これも動画をご覧ください。
トワイライトエクスプレス乗車体験と魅力
大阪発のトワイライトエクスプレスの魅力は、昼→夕→朝と三回の食事車で食事を楽しむことができることです。
2014年7月乗車時も、昼食から楽しみました。ランチタイムは京都駅出発したころに案内がありました。予約できないので並んで順番を待ちました。
琵琶湖をながめながらのランチ最高でした。



モザイクをかけているので表情がだせませんが、みなさん例外なく笑顔でした。
ランチはハンバーグ定食をいただきました。
ランチがおわったら、サロンカーで休憩です。

ソファは日本海側(札幌方面にむかって左側)にむかって配置されたいます。
トワイライトエクスプレスの車窓の見どころガイド
車窓の魅力は多彩で、日本海沿岸の夕景、そして北海道に入ってからの広大な田園と丘陵地帯がハイライトです。
夕暮れ時の日本海は特に美しく、海側の席を確保すると感動的な光景に出会えます。
まさに列車名の”トワイライト”そのものです。場所は直江津駅をすぎたあたりでした。



トワイライトをみたら、夕食です。
今回はで淡路屋製造の特製弁当『トワイライト特製2段重』をいただきました。乗車3日前から注文できました。

さてシャワーをあびてから就寝時間です。
今回はB寝台のチケットを入手できました。B寝台ですので4人でワンボックスを使用します。ガラス製のドアがあり(鍵はかかりません)、簡易コンパートメントとなっていました。


朝になりました。
さあ朝食です。食堂車で北海道の風景をみながらの朝食は、これまた最高でした。

朝食のメニューです。豪華でした!



朝食を終わり、一息つくとまもなく終点:札幌です。
22時間の長旅でしたが、「もっと乗っていたい」という思いでいっぱいになりました。
札幌到着時の車内放送を札幌市内の風景とともにご覧ください。
札幌到着 ありがとう!トワイライトエクスプレス
9:52 札幌駅に到着しました。最後にこの列車を函館からけん引してくれたDD51の重連の写真でしめくくりたいと思います。


トワイライトエクスプレスは、単なる交通手段ではなく「列車に乗ることそのものが旅」でした。
廃止後も語り継がれるその魅力は、今なお多くの旅人の心を動かし続けています。
ありがとう!トワイライトエクスプレス!


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