🌊路線の概要
JR山陰本線のうち、城崎温泉〜鳥取間(約70km) は、日本海沿いを走る屈指の絶景区間として知られています。兵庫県北部から鳥取県へと続くこの区間は、海岸線のダイナミックな景観と、のどかな田園風景が交互に現れる“変化のあるローカル線”。観光と生活を支える重要な路線です。
🌊歴史と特徴
- 開業は1912年3月。山陰地方の物流・旅客輸送を担う幹線として整備
- トンネルと鉄橋が連続する“険しい地形”を走るため、土木技術の粋が詰まった区間
- 海岸線ギリギリを走る区間が多く、「日本海に最も近い鉄道」 と呼ばれることも
- 近年は観光需要の高まりから、駅舎のリニューアルや観光案内の整備も進行
今回は2021年7月に乗車した記録をもとにたどっていきます。
まず城崎温泉までは特急「こうのとり」に乗車しました。山陰本線のうち京都からはこの城崎温泉までが電化されています。ここまでは電車での旅となります。

城崎温泉駅の駅舎と駅名標です。城崎温泉の玄関口です。


城崎温泉駅から先(伯備線との合流駅であり伯耆大山まで)は非電化区間となります。
今回は城崎温泉駅から鳥取駅まで、普通列車(キハ40系)に乗車しました。

🌊おすすめの車窓ポイント
🌅 1. 竹野〜佐津:日本海の青が迫る海岸線
車窓いっぱいに広がる日本海。晴れた日はコバルトブルー、冬は荒波が迫力満点。
特に竹野駅付近は、海が“すぐそこ”に見える名区間。
🏞 2. 鎧駅付近:断崖絶壁と海のコントラスト
山陰本線屈指の絶景ポイント。断崖の上を走る線路から見下ろす海は圧巻。
鎧駅のホームからも絶景が楽しめる。
餘部付近の車窓です。乗車日は雨でしたので少し見にくい写真です。


🌾 3. 香住〜浜坂:田園と漁港ののどかな風景
香住ガニで有名な香住港、広がる田園風景、山陰らしい素朴な景色が続く。
🏖 4. 浜坂〜鳥取:山陰海岸ジオパークのダイナミックな地形
奇岩・断崖・砂丘と、地形の変化が豊富。鳥取砂丘が近づくと、旅の高揚感が増す。
車窓を楽しむなら、以下のことをご参照ください。
城崎温泉→鳥取:進行方向右側が海側の席
鳥取→城崎温泉:進行方向左側が海側の席
🌊運行ダイヤの特徴
- 普通列車は1-2時間に1本程度(時間帯により増減)
- 特急列車はまかぜ(大阪〜香住・浜坂・鳥取へ各1本ずつ 計3本)運行
- 観光シーズンは混雑しやすく、特急は早めの予約が安心
- ローカル区間のため、列車間隔が空く時間帯に注意
以前は特急「まつかぜ」(大阪発)「あさしお」(京都発)や東京からの寝台特急「出雲」などがこの区間は走行していたましたが、現在は鳥取への智頭急行線経由特急「スーパーはくと」が主流となり、この区間はかなりおだやかな区間となりました。
🌊沿線のおすすめスポット
♨ 1. 城崎温泉(城崎温泉駅)
外湯めぐりで有名な関西屈指の温泉街。鉄道旅との相性は抜群。
🦀 2. 香住(香住駅)
香住ガニや海鮮料理が名物。春〜秋は海水浴や釣りも人気。
🏖 3. 浜坂温泉郷(浜坂駅)
静かな温泉街で、湯治気分を味わえる。松葉ガニの季節は特に賑わう。
🏞 4. 山陰海岸ジオパーク(各駅からアクセス)
世界ジオパーク認定。奇岩・断崖・海食洞など、自然の造形美が楽しめる。
🐪 5. 鳥取砂丘(鳥取駅)
言わずと知れた日本最大級の砂丘。路線の終点・鳥取駅からバスでアクセス良好。
今回の終点:鳥取駅です。

鳥取駅は、山陰本線でさらに米子方面へ行くことができます。
また、智頭急行線につながる因美線にも乗り換えることができます。この路線は現在は大阪・神戸・岡山方面へのメインルートとなっています。
写真は鳥取駅に停車する特急「スーパーいなば」岡山ゆきです。

🌊まとめ
城崎温泉〜鳥取間の山陰本線は、“日本海の絶景を走るローカル線の代表格”。
海・山・温泉・グルメと、旅の魅力がぎゅっと詰まった区間です。
ゆっくり普通列車で景色を楽しむもよし、特急で快適に移動するもよし。
鉄道旅の醍醐味を味わいたい人に、ぜひおすすめしたい路線です。


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