
高野線(こうやせん)は、汐見橋(しおみばし)駅から岸里玉出駅を経由し、和歌山県伊都郡高野町の極楽橋駅までを結ぶ路線です。
運行系統としては、難波駅 – 岸里玉出駅 – 橋本駅 – 極楽橋駅間、鋼索線(高野山ケーブル)の高野山駅までを含め、高野線と呼ばれています。
難波駅 – 岸里玉出駅間は、南海本線に乗り入れる形となっています。
汐見橋駅 – 岸里玉出駅間は、通称汐見橋線(しおみばしせん)とよばれています。
汐見橋線については、こちらのページをご覧ください。
最初の2枚は6000系です。
日本初の20m級オールステンレス車として1962(昭和37)年12月に登場しました。“錆びない鉄人”として鉄道ファンに人気の車両です。
1898年:堺東〜狭山間が「高野鉄道」として開業し、1929年に極楽橋駅まで全線開業しました。



南海高野線は、橋本駅までの”平坦区間”と橋本駅から極楽橋駅間の”山岳区間”に分けられます。
写真は河内長野駅です。住宅地・商店街・河川など生活の匂いが濃い区間です。

橋本駅に到着しました。
なんばからの電車は、特急こうやと一部の快速急行・急行をのぞいて、この駅が終着駅となっています。先の極楽橋駅までは乗り換えとなります。
この駅ではJR和歌山線と乗り換えができます。
今回は、橋本駅からは「天空」に乗って極楽橋駅まで行きました。
なお、ご承知のとおりこの観光列車「天空」は、2026年3月20日に定期運行を終了します。
新しい観光列車のことについては、
※2025年5月15日報道発表「新たな観光列車を運行開始予定」
をご覧ください。




観光列車「天空」の車内です。
森林をイメージした深いグリーンの車体が特徴です。
車内は大型窓・展望デッキ・ワンビュー座席(真ん中の写真)となっています。
先頭展望席(一番左の写真)からの眺めは圧巻です。
一番下の写真は、スタンプ台です。畳敷きの座席もあります。

九度山駅の写真です。
戦国武将の真田幸村が流罪でここにいたことで有名です。
この駅から本格的な山岳路線が始まります。
山岳区間(橋本駅ー極楽橋駅)は1時間に1〜2本の時間帯があるので、途中下車はご注意ください。



極楽橋駅へ向かう山岳路線の風景です。橋本を過ぎると、車窓の“深さ”が一気に増します。
最大50‰の急勾配で、トンネルと渓谷が交互に現れる“旅情のピーク”です。
谷を渡る鉄橋、山肌に沿うカーブが素晴らしい風景です。
一番下の写真は「紀伊神谷駅」です。関西随一の秘境駅と言っていいでしょう。
天空の展望デッキは、風の匂いまで旅の一部にしてくれました。
まもなく極楽橋駅に到着します。
極楽橋に着いた瞬間、空気が変わったように感じました。


極楽橋駅に着きました。
ここから高野山ケーブル(南海電鉄鋼索(こうさく)線)に乗り換えて高野山駅に向かいます。
高野山ケーブルについては、このページをご覧ください。
高野山観光の帰りは、写真の列車「特急こうや号」に乗車しました。
30000系ズームカーです。
この車両は1983(昭和58)年に登場した車両で、急勾配に配慮した性能をもち、車体長は17 mと小さめになっています。
全車指定席で乗車券の他に特急券が必要です。料金はなんばー堺東で乗車して極楽橋駅までで790円(こども400円)です。チケットレス販売も対応しています。

南海高野線は橋本駅までは大阪へ向かう通勤路線で、橋本駅から極楽橋駅までが山岳路線という形で全く趣がかわります。
乗車時は8月のお盆休期間に乗車しましたが、極楽橋に着いた瞬間、35℃超えの暑さから一転30℃くらいの涼しげな空気に変わりました。
2026年3月で定期運行は引退となりますが、「天空」の展望デッキは、風の匂いまで旅の一部にしてくれました。
★お役立ち情報★
●高野線は区間によって本数が大きく変わります。
平坦区間(橋本駅まで):本数多め(なかもず駅、河内長野駅、橋本駅で本数が徐々に減ります)
山岳区間:(橋本駅ー極楽橋駅)1時間に1〜2本の時間帯あり → 途中下車は注意してください。
時刻表はネットなどで確認可能です。
極楽橋駅は無人時間帯あり。ケーブルカー乗り換えは階段移動があるので余裕を持ちましょう。お手洗い等は時間に気をつけてください。
● 乗車のコツ
「天空」は座席指定ではありません。展望席は早めの並びが吉です。
予約は個人の場合は、乗車10日前(午前9時)から前日(午後5時まで)の期間で予約できます。山岳区間は揺れが大きいので、写真撮影は“シャッタースピード速め”が安心です。


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