
名古屋市で最初に開業した地下鉄路線であり、同市内を東西に横断し、都心部の名駅地区(名古屋駅周辺)と一大繁華街の栄を通って市東部を結んでおり、市内交通の大動脈を担っています。
沿線に東山動植物園(東山公園駅からすぐ)があり、東山動植物園にちなんで東山線と名付けられました。


西側の始発駅:高畑駅です。このあたりは次の八田駅(JR・近鉄)があり、かつ名古屋駅に直結しているバス路線も多くあり、東山線としては静かな雰囲気です。
名古屋市営地下鉄東山線は、 路線距離は約20.6km・駅数22、所要時間は約40分 といった利便性が魅力です。
東山線の開業は1957年11月15日(名古屋〜栄町)で、その後東西に路線が延び、1982年9月21日に現在の区間となりました。
名古屋駅の様子です。
東山線は名古屋市営地下鉄で最初に開業した路線であり、建設当時の名古屋市の財政事情もあって、建設費を抑制するため地下区間ではトンネル断面を小さくなっているのが特徴です。下の栄駅の写真と合わせてみただけると感じられたかもしれませんが、駅の雰囲気は全体的に古く、ホームや通路が狭い箇所が多いです。名古屋ー伏見ー栄間は名古屋市営地下鉄の中で最混雑区間ですが、そのためより混雑している印象となります。


東山線は、名古屋の主要拠点を直結する利便性が最大の魅力で、通勤・観光ともに利用が多いのが特徴です。昼間も比較的短い間隔で運行され、混雑時は高頻度運転で輸送力を確保しています。ラインカラーはウィンザーイエロー(黄色)で視認性が高く、駅設備やホームドアの整備も進んでいます。
現在は主に5050形・N1000形などの15.5m級6両編成が使用され、第三軌条方式・直流600Vで走行します。車両は静粛性や加速性能を重視した設計で、近年は省エネ・快適性の向上が図られています。
ダイヤは、平日の朝ラッシュ時は2分5秒間隔で毎時最大29本が運行され、昼間時は5分間隔、夕ラッシュ時は3分間隔、早朝・夜間は8 – 10分間隔、土休日の朝は4分間隔、昼間は4分30秒間隔、夕方は3分30秒間隔で運行されています。


一社駅 – 上社駅間から藤が丘駅までは地上区間で高架線となり、上社駅 – 本郷駅間では植田川の真上に高架が建てられています。そして本郷駅 – 藤が丘駅間で北へ大きくカーブし、東名高速道路を跨ぎます。
一社ー上社間の前面車窓です。地下区間から地上区間にかわるときに車窓が明るくなるのはいいですね。
東端の藤が丘駅では愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)に接続し、名古屋市営地下鉄の路線で唯一、名東区を通っています。



左の写真が終点:藤が丘駅、右がリニモの藤が丘駅の改札口です。
東山線は利便性・輸送力・沿線資源のバランスが取れた路線として、名古屋市民の日常と観光を支え続けています。
★東山線は大阪メトロ御堂筋線とよく似ている★
東山線の純利益額は日本の公営地下鉄では、長らく大阪市営地下鉄御堂筋線に次ぐ第2位でしたが、2018年4月1日をもって御堂筋線が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に移管され民営化されたため、公営地下鉄では第1位となりました。
東山線に乗車していると、大阪メトロ御堂筋線に役割・雰囲気がよく似ている感じがます。御堂筋線が(新大阪・大阪・本町・難波・天王寺)大阪の主要な場所を通るように、東山線も名古屋の主要な場所(名古屋駅・栄・千種・東山公園)のほとんどを通る路線です。終点の藤が丘は、御堂筋線(その延長線上の北大阪急行電鉄)の千里中央・箕面萱野と同じようなベッドタウンの入口駅という雰囲気です。
今後も名古屋を支える公共交通機関として活躍してほしいです。


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