京阪京津線は京都・山科の御陵駅から琵琶湖畔のびわ湖浜大津駅までを結ぶ全長約7.5kmの路線で、路面区間・急勾配・地下鉄直通という三つの顔を持つユニークな路線です。
今回は京阪本線の三条駅から出発します。

京阪電車京津線の歴史・概要
- 開業と変遷:京津線は1912年12月に京津電気軌道として開業し、その後京阪電気鉄道の一部となりました。1997年10月に京津三条〜御陵間が廃止され、現在の区間に整理されています。⇒そのため京阪本線から京津線に乗車するには、京都市営地下鉄東西線に乗車することになります。
- 路面電車から地下鉄直通へ:もともと路面電車的な性格を持っていた路線が、京都市営地下鉄東西線との直通運転に対応するため車両や設備を更新してきた経緯があります。
写真は、京都市営地下鉄東西線への乗換口です。

京阪京津線の特徴
京都市営地下鉄東西線に乗車して、御陵駅(京阪山科駅の一つ京都よりの駅)から、京阪京津線と東西線(六地蔵ゆき)にわかれます。ここからが京津線のスタートとなります。
この路線は特徴は、全長約7.5k・駅数は7駅(御陵〜びわ湖浜大津)の間に大きく異なる三つの路線で構成されたいるのが大きな特徴です。
- 地下鉄直通区間(御陵側) — 京都市営地下鉄東西線と接続し直通運転を行う。
- 山岳路線(逢坂山)区間 — 最大勾配61‰という急勾配や半径40m級の急カーブが連続する難所がある。
- 路面電車(路面)区間 — びわ湖浜大津〜上栄町付近は道路上を走る路面電車区間で、車と並走する風景が楽しめる。
そのうち、山岳路線区間である追分ー大谷間の車窓をごらんください。
追分駅ー大谷駅間の山岳路線区間をこえて、さらに次の上栄町付近までが山岳路線となります。上栄町駅からは一転し、次のびわこ浜大津駅までは国道を通る路面電車区間となります。つぎはその路面電車区間の車窓をごらんください。
路面電車区間が終わると、京津線の終点:びわこ浜大津駅に到着します。

このびわこ浜大津駅では京阪石山本線(石山寺・坂本比叡山口方面)へ乗り換えることができます。⇒京阪石山本線の詳細はこちら
京阪京津線の運行ダイヤ
京津線は、日中おおむね20分間隔(1時間あたり3本)のダイヤとなっています。全列車各駅停車します。御陵駅から西の京都市営地下鉄東西線へはほぼ全列車が太秦天神川駅まで乗り入れています。朝夕の時間帯に京都市役所前までの列車もあります。

車両は、地下鉄直通に対応した京阪800系などが使用され、路面走行に対応するための装備(車幅灯など)を備えています。
京阪京津線は、短距離ながら「地下鉄直通」「急勾配」「路面走行」の三要素が揃う希少性がこの路線の特徴です。京都市内の中心部から大津へ移動する際は、一度利用してみてください。
三条京阪駅ーびわこ浜大津駅は23分です。
★路線沿線のおすすめスポット
- びわ湖浜大津エリア — 琵琶湖の景観、浜大津港周辺の散策、季節のイベントが楽しめます。路面区間の風景撮影にも最適。
- 大谷駅周辺(逢坂山越え区間) — 急勾配やトンネル、鉄道遺構を感じられるスポット。鉄道ファン向けの観察ポイント。
- 京阪山科・山科エリア — 京都側の玄関口として飲食店や史跡へのアクセスが良好。地下鉄直通で京都市内観光にも便利。


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