京阪電車の中でも、独特のローカル感と歴史の深さでファンを惹きつけるのが 京阪石山坂本線(通称:石山線) です。琵琶湖の南西部を走り、石山寺から坂本比叡山口まで約14km。短い路線ながら、古都・大津の文化と生活に寄り添い続けてきた“味わい深い電車旅”が楽しめます。
路線の特徴・魅力
最大の魅力は、路面電車のような軽快さと、ローカル線ののんびり感が同居していること。住宅街を縫うように走り、駅間も短く、まるで“街の中を散歩する電車”のようです。600形・700形の小ぶりな車両も可愛らしく、鉄道ファンには撮影スポットが多い路線として知られています。
写真は坂本比叡山口駅の駅舎と構内の様子です。


現在の駅舎は平成9(1997)年に改築されました。
沿革・歴史
石山線のルーツは1913年開業の大津電車軌道。のちに京阪電鉄へ統合され、現在の姿へと発展しました。京都と大津を結ぶ交通の要として、また比叡山参詣の足としても重要な役割を担ってきました。100年以上にわたり地域の生活を支え続けてきた“歴史あるローカル線”なのです。
写真は石山本線と京都からの京阪京津線との接続駅「浜大津駅」に到着する、石山寺ゆき電車です。

運行ダイヤ
日中は 概ね10分間隔 (昼間時間帯の坂本比叡山口ー近江神宮前間は20分間隔)の運転で運転頻度が高く、観光でも日常利用でもストレスのないダイヤ。
全線が普通列車のみで、乗り換えもシンプル。
短い区間ながら、気軽に途中下車しながら巡る旅にぴったりです。
おすすめの車窓
特におすすめの車窓が唐橋前〜石山寺間の瀬田川沿い。車窓いっぱいに広がる川の流れと、季節ごとに変わる山の色合いが美しく、思わず写真を撮りたくなる区間です。また、浜大津付近では京津線との合流や街中を走る路面電車の雰囲気も楽しめます。
終点石山寺駅に到着した電車と石山寺駅の駅舎の写真です。


写真でもわかるとおり、駅全体が「紫」ですね。
そうです、ここは「紫式部」ゆかりのお寺である「石山寺」の最寄り駅です。
紫式部は『源氏物語』で有名な平安時代の女流作家・歌人です。
ここを訪問した時が2024年で、ちょうどNHKの大河ドラマ「光る君へ」が放映されていた年だったので紫式部の雰囲気満載でした。
沿線のおすすめスポット
- 石山寺(石山寺駅から徒歩10分):紫式部ゆかりの古刹。四季の花が美しい
- 三井寺(園城寺)(三井寺駅より徒歩7分):国宝・文化財が多く、夜間ライトアップも人気
- 坂本エリア:比叡山延暦寺(坂本比叡山口下車)の東側の玄関口。里坊の町並みが魅力
歴史・自然・寺社巡りがコンパクトに楽しめるのが石山線の強みです。
★おすすめ情報★
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