今回は、新羽島⇒名鉄岐阜⇒犬山と進み、さらに広見線に乗車して御嵩(みたけ)を目指しました。
広見線(ひろみせん)は、愛知県犬山市の犬山駅から岐阜県可児市の新可児(しんかに)駅を経て岐阜県可児郡御嵩町の御嵩駅までを結ぶ22.3kmの路線です。
途中の新可児駅で系統は分割されていて、犬山からの列車は新可児まで、新可児ー御嵩間の列車はこの区間での往復となっています。
なお、新可児ー御嵩間については2029年4月1日に廃止することが発表されています。
これから、犬山から新可児方面へ向かい、さらに御嵩まで進む広見線の特徴を簡単に紹介します。
広見線(犬山ー新可児)
犬山駅から広見線に乗車
今回は各務原線で名鉄岐阜から犬山まで乗車しました。犬山駅5番線ホームに到着すると、すぐとなりの6番ホームに新可児ゆきが停車していました。

広見線(犬山ー新可児)の運行形態
基本的には1時間4本普通列車が運行されています。平日の朝に、中部国際空港ゆきのミュースカイが2本運行されているのと、犬山線に直通する列車があります。
犬山から新可児までは通勤・通学路線としての性格をもった路線です。
犬山で犬山線の特急・ミュースカイ・急行と接続しているのと、新可児で御嵩ゆきの列車に接続(1時間のうち2本)しています。

犬山駅から出発
列車が犬山駅を出発。ここから御嵩に向かって広見線の旅が始まります。
最初の駅である富岡前までのあいだに、犬山検車場(犬山検車区)があります。名鉄の車両基地のなかでは2番目の規模となる大きな車庫です。
下の動画で、犬山出発から犬山検車場を通過するところまでを見ることができます。ご覧ください。
犬山を出発すると、次第に市街地から郊外へと景色が変化していきます。犬山から2つ目の駅である善師野(ぜんじの)までくると、下の写真のように緑の深い山や田んぼが広がる風景となります。

善師野をすぎると愛知県と岐阜県の県境をこえるかたちとなり、路線は岐阜県に可児市入ります。可児市に入ると西可児・可児川と駅が続きます。
田園風景のなかにも住宅地が混ざるようになります。このあたりは、名古屋方面への通勤する方が一定数いらっしゃる場所です。新可児から名鉄名古屋駅までは、朝の直通列車(急行など)でちょうど1時間くらいで行けます。

新可児駅に到着
新可児に到着しました。

新可児駅は広見線で大きな区切りとなる駅です。犬山方面から御嵩方面へは進行方向を逆向きにかわるかたちとなります。写真の一番右側にカーブしていくのが御嵩方面への線路です。

新可児駅はJR太多(たいた)線の可児駅と隣接しています。下の写真はJR可児駅の駅舎です。美濃太田方面と多治見方面に行くことができます。写真の右側に名鉄新可児駅があります。

新可児駅で御嵩ゆきの列車を待っていると、JR太多線の多治見ゆきと犬山からの名鉄が同時に到着しました。

広見線(新可児ー御嵩)
ほどなくして御嵩ゆきの列車が入線してきました。
この区間は東濃鉄道→東美鉄道→名鉄東美線→広見線と何度か名称が変化しています。1920年の開業以来、全区間が単線です。
運行形態(新可児ー御嵩)
新可児駅以外の駅はすべて単式ホーム1面1線を有するのみとなっており、この区間には1列車しか進入できません。そのため、すべての時間帯で1編成が区間内を往復するのみのダイヤとなっています。基本的には1時間に2本のダイヤとなっています。
使用されている車両は6000系で、ワンマン改造されています。他の名鉄車両とはちがいアイボリー色の車両です。

車内はこんな感じです。一番前の運転席のすぐ後ろにバスと同じように運賃箱が置かれています。また日よけがカーテンなのも歴史を感じさせる車両です。

新可児から御嵩へ
ここからローカル線らしさが増していきます。新可児を出発すると、ローカル線の雰囲気が濃くなっていきます。
最初の駅が明智駅です。かつては八百津(やおつ)線が分かれていて、かつ行き違いの線路があったので、ほかの駅より広い構内となっています。


次の駅が顔戸(ごうど)駅です。田園風景が広がる路線ですが、駅前は宅地が集まってきていました。

御嵩口(みたけぐち)です。駅周辺は宅地が集まっています。駅前に自転車置き場が広がっていました。乗車したのが日曜日だったので自転車はまばらでしたが、平日は高校生など学生の自転車がたくさん駐輪しているのかなと思います。

御嵩駅に到着
御嵩駅に到着しました。犬山から新可児で乗り換えて乗車した広見線の終着駅です。


御嵩駅の駅舎です。現在は無人化されています。観光案内所として活用されています。

御嵩は旧中山道(なかせんどう)の宿場町でした。歴史と文化が息づく穏やかな町です。
まとめ|犬山から御嵩まで広見線を乗車しました
今回の犬山から御嵩までの乗車を振り返ります。
犬山を出発し、郊外都市の風景からすぐに田園風景に変化、可児市に入って再び都市郊外の風景と自然が入り混じった穏やかな風景が広がりました。
新可児を経て御嵩へ向かうにつれてローカル線の色が濃く変化していく沿線風景も印象的でした。
残念ながら新可児ー御嵩間は2029年4月1日に廃止が決定しています。名古屋から1時間ちょっとで行けるローカル線の雰囲気を楽しめる路線です。ぜひ一度乗車してみてください。
「名鉄の路線を乗りつぶしたい人なら、一度は乗ってみたい路線」でした。


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