【サンライズ出雲乗車記】シングルツインを徹底レビュー|料金・予約・車窓・設備まで完全ガイド

岡山駅に到着するサンライズ瀬戸号 JR

サンライズ出雲・瀬戸号は「大人が一度は体験すべき夜行列車」です

現在、日本で毎日運転されている寝台特急は「サンライズ出雲・瀬戸」だけです。

岡山から東京まで、寝台特急サンライズ出雲・瀬戸号に乗車すると、
ただ移動するだけではない「大人のための夜行列車体験」が味わえます。

こんな人におすすめ
✓人生で一度は寝台列車に乗ってみたい
✓飛行機より旅情を楽しみたい
✓東京〜山陰・四国をゆっくり移動したい

個室で過ごす静かな夜、揺れに身を任せて眠る時間、早朝の車窓。
とくに40代以上の読者の方なら、若い頃にあった“夜行列車の記憶”を呼び起こしつつ、
今だからこそ楽しめる「成熟した旅の時間」が手に入ります。

写真は岡山駅に停車するサンライズ瀬戸号です。

岡山駅に停車中のサンライズ瀬戸号

夜行列車の価値は“移動が思い出になる”こと

①夜行列車の意義 (新幹線・飛行機の最終の後にでて、始発の前に着く

  • 夜のうちに移動し、翌朝から活動できる「時間の最大化」
  • 個室で過ごす“自分だけの空間”という贅沢
  • 旅情・非日常性・静けさが共存する、他の交通機関にはない体験。移動が思い出になります。

新幹線(出雲市16:41→23:12)・飛行機(出雲空港19:05→羽田20:35→東京21:34)に対して、サンライズ出雲は出雲市18:57発となります。厳密にいえば、飛行機が少し後の時間ですが、市街地からの移動と搭乗手続きを考えるともう少し時間が早くなります。
東京駅着は7:08着なので、新幹線・飛行機よりも圧倒的に早いです。

②サンライズの存在価値

  • 日本で唯一の定期夜行寝台特急(2026年現在)
  • 住宅メーカーと共同開発された木目調の落ち着いた内装
  • 「のびのび座席」以外は、ほぼ全てが個室で、プライベート性が高い

🌄 車窓の見どころ(上り:岡山→東京)

今回は岡山駅から乗車しました。
まずサンライズ瀬戸号が22:23に岡山駅に到着します。出雲号はその後に到着します。
サンライズ瀬戸号入線の様子です。

つづいて21:31にサンライズ出雲号が到着します。その様子も動画でご覧ください。

サンライズ出雲号が到着すると、ただちにサンライズ瀬戸号と併結作業に入ります。わずか3分で併結して東京へ向けて出発します。併結の様子を下の動画でご覧ください。

今回乗車したのが「サンライズツイン」という個室です。下の写真はその部屋を列車の外から撮影したものです。みえている上下2つの窓がどちらも「サンライズツイン」1室のものです。

サンライズツインを外からみた写真

★車内の様子は後に紹介します。

岡山を22:34に出発すると、次の停車駅は姫路(23:32着)です。

サンライズ車内からみた姫路駅構内

姫路を出発すると次の停車駅は三ノ宮となります。三ノ宮駅には0:10着です。反対側(姫路方面側)は終電直前で、お客さんがいます。

サンライズの車内からみた三ノ宮駅構内

0:31大阪駅に到着しました。大阪駅がこの日の最終停車駅となります。一定数の乗客がおられました。この上り東京ゆきは大阪駅に停車しますが、反対の下り大阪ゆきは停車しません。

サンライズ車内からみた大阪駅

このサンライズ瀬戸・出雲号が大阪駅の最終列車となります。警備員さん以外だれもいない大阪駅が印象的です。

この大阪駅から先は運転停車(運転士が交替するために停車すること)以外では、静岡駅(4:38着)まで停車しません。
私は大阪駅を出発してから沼津到着(5:25)前まで寝ていました。

次の写真は、熱海出発(5:43)から少し東へ進んだ真鶴ー根府川間の車窓です。上りのサンライズ号の車窓のハイライトが、この太平洋から昇る「サンライズ」です。

真鶴-根府川間の車窓(熱海付近の太平洋からの日の出)

熱海を出発すると次の停車駅は横浜です。6:44到着です。
身支度等を進めながら、徐々に列車も街並みも首都・東京らしくなっていきます。

終点:東京駅に到着しました。7:08着です。

🔧 基本情報(ダイヤ・料金)

● 運行ダイヤ(上り:出雲→東京)
 出雲市 18:57 発 → 岡山 22:31着22:34発 → 東京 7:08 着(2026年ダイヤ)
 ※岡山で瀬戸号と連結して東京へ向かいます。サンライズ瀬戸号は21:26高松発です。

 下りは21:26発で、サンライズ出雲号は出雲市に10:00着。サンライズ瀬戸号は高松駅に7:27着  
 となります。

寝台料金(シングルツイン)

乗車券+特急券+寝台券が必要です。

  • 例:岡山→東京(合計:23,680円)
    • 乗車券:10,780円
    • 特急券:3,300円
    • 寝台料金:9,600円(シングルツインの場合)←部屋のタイプによって料金は違います。

🎫 チケットの入手方法

JRの寝台券を含む指定席は1か月前の10:00から予約できます。

● 予約方法

  • e5489(事前申込):1か月前のさらに1週間前から申し込み可能(予約の確定は1か月前です)。事前申し込みをしたからといって有利になるわけではありません。
  • みどりの窓口(10時打ち):発売開始直後が確立が高いですが、秒単位の争いになることが多いです。
  • e5489(10時打ち):ネットからの予約ですが、同じく秒単位の争いになることが多いです。
  • 旅行会社ツアー:6ヶ月前から確保できる場合あり。早くから予定が決まっていたら検討できます。
  • キャンセル待ち:1か月前で予約が埋まることがほとんどですが、乗車直前までe5489で空席情報をみるという手もあります。ねらいは乗車2日前です。乗車前日(1日前)と当日はキャンセル料が30%になるので、その直前のキャンセルが多くなります。

私の場合は乗車当日の朝にキャンセルが見つかりシングルツインを確保しました。

シングルツインについて深堀り

今回利用したシングルツインをご覧ください。まずは部屋全体からです。

サンライズのシングルツイン室内

シングルツインは「使いこなし方」で快適さが変わります。
サンライズ出雲・瀬戸のシングルツインは、
“2段ベッド+ミニリビング”をどう使い分けるかで満足度が大きく変わります。
ポイントを押さえておくと、1人旅でも2人旅でも「夜行のベストバランス」が作れます。

シングルツインは「寝る場所」と「くつろぐ場所」を分けて使うべき
・下段=リビング兼ベッド
・上段=寝る専用スペース
この役割分担を意識すると、限られたスペースでも「くつろぎ」と「睡眠」を両立できます。

下の写真はシングルツインの下段です。右側の階段で上段にあがります。写真のように荷物を置くスペースとしても使えます。

サンライズエクスプレスのシングルツイン下段

部屋内から入口のみた様子です。大きな鏡が設置されているのとコップが2つ用意されています。

サンライズエクスプレスのシングルツイン出入口周辺

上段への階段にコンセントが設置されています。スマートホン・タブレット・パソコンなどの充電に便利です。

サンライズエクスプレスのシングルツイン室内のコンセント

シングルツインの上段です。天井付近まで窓ガラスがあるのがみえます。車輪の振動音が少なく、とても快適です。
ブラインドは電動(写真奥のパネルにボタンがあります)で動きます。
左上には荷物を置くスペースがあります。

②乗車直後〜夜の時間の過ごし方
・荷物の置き方を最初に決める 
 ☆大きな荷物:階段下 or ベッド端  ☆よく使うもの:テーブル上+枕元

・上段と下段の使いかた
 ☆下段・・リビング風に(寝台を折りたたんでソファにしてもいいかも)荷物置き・着替えスペースに。
 ☆上段・・ベッド(寝るときはこちらのほうが線路の音があまりしない)

③照明・温度調整のコツ
・照明
 ☆メイン照明+スポットライト+常夜灯を使い分けましょう。
 ☆就寝前は常夜灯だけにしましょう。→ 「暗めの照明+走行音」が、夜行列車ならではの空気を作り
ます。
・温度調整
 ☆温度調整は室内ではできません。上段の写真でみえている通風孔を閉じるということになります。衣服等で調整してください。

まとめ
シングルツインは、
“上下2段+台車直上”という構造を理解して使いこなすと、他の寝台よりも楽しい個室になります。二人でも一人でも使える個室です。

🚆 シングル vs ソロ(一人用個室) ― どちらを選ぶべきかを“旅の目的”から比較する

サンライズエクスプレスの一人用個室選びで最も迷うのが「シングル」と「ソロ」のどちらにするか。どちらも“一人旅向けの個室”ですが、構造・快適性・旅の雰囲気がまったく違います。

結論としては、
「静かに”寝る”ことを重視するならソロ」
「広さと旅情を重視するならシングル」

という選び方になるかなと思います。

🛏️ まずは見た目の違い(写真でイメージ)

まずはソロです。上下二段構造になっています。最初の写真が階上です。

サンライズエクスプレスのソロ(階上室)

続いて階下の部屋です。どちらも階段が部屋内に入り込んでいます。

サンライズエクスプレスのソロ(階下室)

続いてシングルです。こちらも階上と階下に部屋が分かれます。車端部は平屋の部屋もあります。
まずは階上の部屋です。

つづいて階下の部屋です。

サンライズエクスプレスのシングル階下の部屋

車端部のシングルは平屋となっていて天井が高いという特徴があります。

🔍 ソロとシングルの比較

☆ 静かに寝たい・翌朝の仕事や予定がある人⇒ソロ

  • 揺れが少ない
  • コンパクトで落ち着く
  • 料金6,600円(個室では最安値)
  • 狭いので寝ること中心の部屋

☆旅情・車窓・“夜行らしさ”を楽しみたい人⇒シングル

  • 大きな窓(景色が楽しめます)
  • 個室の広さが快適(荷物を置くスペースもあります)
  • 料金7,700円
  • サンライズエクスプレスでは一番多くある部屋

サンライズエクスプレスB個室の比較表(A個室・のびのび座席をのぞく)

部屋料金おすすめ
ソロ6,600円寝るだけ
シングル7,700円一人旅
シングルツイン9,600円一人・二人
サンライズツイン15,000円前後夫婦

サンライズエクスプレスの他の設備をご案内

まずはシングルツインの前の通路です。写真の「1」がシングルツインの部屋です。階段が上下に分かれていて、それぞれにシングルの部屋があります。

サンライズ出雲6号車通路

となりの5号車と12号車が「のびのび座席」です。撮影時は満席だったので通路から撮影しました。指定席料金だけで利用できるのが最大の魅力です。プライバシーはないので女性には厳しいかなと思います。ただ、完全に横になれるので男性であれば利用ありかなと思いました。

サンライズエクスプレスののびのび座席

次の写真が4・11号車の「シングルデラックス」・「サンライズツイン」の通路です。満席だったので通路の写真のみです。落ち着いた雰囲気です。またA個室利用者専用のシャワー室もあります。

サンライズエクスプレス4号車の通路

3・10号車にあるラウンジです。自販機もあります。

右の写真に見えていますが、シャワー室もあります。このシャワー室はこの3号車と10号車にシャワーカードの販売機があり、そこでカードを購入すれば利用できます。

サンライズエクスプレス3号車シャワーカード自販機

このシャワーカードは始発駅出発前に売り切れになるので、今回のように途中乗車(岡山から乗車)では購入は難しいです。

まとめ — サンライズは移動そのものが旅になる”唯一の夜行列車体験

サンライズ出雲・瀬戸は、単なる移動手段ではありません。眠りにつく夜、静かな個室、朝日に照らされる太平洋。目的地へ向かう時間そのものが旅になります。

日本で唯一の定期寝台特急だからこそ、一度は体験してほしい列車です。

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