【養老鉄道】地域に寄り添いながら100年以上の歴史を紡いできた西濃・北勢地域の鉄道

大垣駅の停車する養老鉄道揖斐行き お知らせ

養老鉄道とは

養老鉄道は、岐阜県西部〜三重県北部を結ぶ全長57.5kmのローカル線で、旅情と生活路線の魅力をあわせ持つ存在です。2007年に近鉄から運営を引き継ぎ、現在は沿線自治体と連携した“公有民営方式”で運行されています。1913年の開業以来、桑名〜大垣〜揖斐を結ぶルートはほぼ変わらず、地域の足として親しまれてきました。

養老鉄道の拠点駅である大垣駅の駅舎です。

養老鉄道大垣駅駅舎

大垣駅はJR東海道線・樽見鉄道との乗換駅で、古くから交通の要衝であり、岐阜県西部地域(西濃地方)の中心ととして発展してきました。江戸時代の歌人・松尾芭蕉の『奥の細道』のむすびの地でもあります。

養老鉄道のの歴史

初代・養老鉄道は1913年に養老〜大垣〜池野間を開業し、1919年に桑名〜揖斐まで全通。戦前には大垣〜岐阜を結ぶ新線計画もありましたが実現には至りませんでした。その後は伊勢電気鉄道、参宮急行電鉄、近畿日本鉄道へと経営が移り、2007年に現在の養老鉄道が誕生しました。

養老鉄道の運行ダイヤ

  • 桑名ー大垣間 40分に1本 プラス西大垣ー大垣間の区間運転が入り、20分に1本となる。朝夕は若干増発あり。桑名駅では近鉄名古屋線の急行(20分間隔)に合わせた変則パターンが組まれています。
  • 大垣ー揖斐間 50分に1本 区間運転はなし。朝夕は若干の増発あり。

大垣駅はスイッチバック構造ですが、現在は全列車が大垣で系統分離されているため、乗客がスイッチバックを体感することはありません。ワンマン運転が基本で、地域密着型の運行スタイルが特徴です。

写真は、大垣駅に停車する、桑名行き(左側)7700系(旧:東急車)と揖斐行き(右側)600系(旧:近鉄車)です。

養老鉄道大垣駅に停車する、桑名ゆきと揖斐ゆき

養老鉄道の車両は、近鉄から経営移管されたこともあり、近鉄で使われていた「600系」が主役でしたが、2018年度からは、東京急行電鉄(東急)池上線・東急多摩川線で使用されていた7700系も養老鉄道で活躍しています。

養老線は揖斐川に沿うように走っており、沿線にサイクリングロードが多数存在することもあり、桑名駅 – 大垣駅間および大垣駅 – 揖斐駅間において、土休日は終日、平日は昼間の指定列車でサイクルトレインを実施し、お勧めのサイクリングコースの提供も行っています。

まず、揖斐方面の電車(揖斐行き)に乗車します。
揖斐方面へは西側に伊吹山をのぞむ「伊吹山地」をみながら走行します。写真は「池田山」です。
山頂付近まで行くと濃尾平野が一望できます。

養老鉄道揖斐線車窓(池田山)

大垣駅から田園地帯や里山を縫うように走り、約24分で終点の揖斐駅に到着しました。

養老鉄道揖斐駅駅舎

駅名標が鮎の絵となっています。このあたりは揖斐川などで夏場は鮎をいただくことができます。
このあたりは、揖斐川町の中心部とは揖斐川をはさんだ反対側にあたります。左側の写真の川のむこうが中心街になります。

さて大垣駅にもどり、次は桑名方面へ向かいます。乗車した車両は旧:東急車の7900系です。

養老線は西側に養老山地・東側に揖斐川をみるような場所を走行します。写真は、烏江ー美濃高田間の車窓です。大きな河川も多い場所です。広大な河川敷と田園風景が広がり、開放感抜群です。

養老鉄道 烏江ー美濃高田間 車窓

あと、養老〜美濃高田周辺は、里山の稜線と集落が織りなす穏やかな風景が魅力的です。春の桜、秋の紅葉は特に美しいです。

開放感抜群の木曽三川流域の広大な河川敷と田園風景が広がり始めると、終着駅の桑名です。大垣駅からは約1時間12分かかります。

近鉄名古屋線JR関西本線と乗り換えることができます。

まとめ

養老鉄道は100年以上の歴史をもつ伝統ある鉄道です。この鉄道の沿線は度重なる木曽三川の水害の影響をうけにくい、養老山地のふもとをゆったりと走行します。途中には名勝として知られる「養老の滝」もある観光路線としても魅力的な鉄道です。ぜひ乗ってみてください。

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