名古屋周辺の鉄道路線を乗りつぶしていると、気になる存在が「城北線」です。今回はJR中央本線の勝川駅から城北線に乗り換え、枇杷島方面へ向かいます。
名古屋近郊を走る路線でありながら、どこかローカル線らしい雰囲気を持つ城北線。
実際に乗車して、その魅力を紹介します。
城北線とは?
概要
城北線は、JR東海交通事業が運営している鉄道路線で、名古屋市の北側を東西に走り、JR中央本線勝川駅とJR東海道本線枇杷島駅の間を結んでいます。
駅は、勝川・味美(あじよし)・比良・小田井(おたい)・尾張星の宮・枇杷島の計6駅です。この区間(11.2km)を約17分で結んでいます。
歴史
城北線は「愛知県瀬戸より稲沢に至る鉄道」として、東海道本線と中央本線を結ぶ貨物主体の路線として計画されました。
しかし、国鉄の経営悪化により工事が中断、国鉄→JRになった後も建設費の返済問題などの問題で、JR東海ではなく、100%子会社(後の東海交通事業→JR東海交通事業)が鉄道運営を、借入金をJR東海が担うこととなった。
その結果1991年12月に勝川ー尾張星の宮間が、1993年3月に尾張星の宮ー枇杷島間が開業しました。
城北線に乗車しました
勝川駅から城北線に乗り換え
今回はJR中央本線を利用して勝川駅へ。まずはJRの勝川駅に到着したところから乗車記をスタートします。

城北線の勝川駅はどこ?
城北線の勝川駅は、JR中央本線の勝川駅と少し離れた場所にあります。ここは今回の記事でぜひ詳しく紹介したいポイントです。
「JRを降りてから城北線に乗るまで、どのように移動するのか?」について、実際に歩いたルートを写真で紹介します。
JR中央本線勝川駅から城北線の勝川駅までは約10分かかります。うえの写真の左側(JRの高架を名古屋方面)に歩いていきます。
しばらくすると、下の写真のように、分岐した高架が途切れた場所があり、そこに階段が設けられた場所が見えてきます。ここが城北線の勝川駅です。

城北線勝川駅の入口です。ここから階段を登ります。

階段を登りきったら駅かと思いきや、のぼりきってからまた3分程度歩きます。時間ぎりぎりにここまで来た場合はご注意ください。写真の奥に小さくJR中央本線の勝川駅が見えています。


勝川駅から城北線に乗車!
駅に到着すると、城北線の列車がすでに到着していました。車両は、キハ11形300番台(キハ11-301・302)が単行(1両編成)で使用されています。

車内の様子です。クロスシートとロングシートがあります。乗客が少ないのでゆったりした雰囲気です。

城北線は、交通系ICカードが使えません。ご注意ください。
また、枇杷島駅(JR東海に委託している)以外は、全駅無人駅です。
運賃は、乗車時に整理券をとり、降車時に運賃を支払う、というかたちとなります。路線バスと同じような形態です。

勝川駅を出発
列車は勝川駅を出発し、枇杷島方面へ。
勝川駅周辺の市街地を抜けながら、城北線の旅が始まります。
写真は味美(あじよし)駅付近の車窓です。この駅も近くには名鉄小牧線の味美駅がありますが、約600m程度離れているので乗換駅ではありません。

味美→比良をへて、小田井(おたい)駅に到着しました。「mozoワンダーシティ」の最寄り駅のため、ここでの乗客の乗り降りがありました。
都市郊外の高架線でもあり、車窓は素晴らしいです。

小田井駅と上小田井駅(犬山線・鶴舞線)の間は徒歩で約10分を要します。写真のように見えてはいますが、乗換駅としては遠いですね。

列車は尾張星の宮を通り、終着:枇杷島駅に向かいます。城北線は高架区間がほとんどで、車窓がとてもすばらしいです。名古屋高速道路の横を走行します。
枇杷島駅へ
終点の枇杷島駅が近づいてきます。JR東海道線をまたぎ、枇杷島駅に到着します。

枇杷島駅に到着しました。ここでJR東海道線に乗りかえれば、次の駅が名古屋駅となっています。

まとめ(城北線に乗車しての感想)
名古屋都市圏で運行されている列車としては、異例の1両編成の気動車による運行はとても個性的だと感じました。
調べると、貨物主体で最初は計画され、その後さまざまな時代の変化にまきこまれ、現在の形態となっていることがわかりました。
路線としては、ほとんどの区間が高架で、線路状況もよく、活用のしかたでは飛躍のポテンシャルをひめた路線だと思います。
2032年にJR東海の直轄の鉄道となるようなので、その後に適切な設備投資や路線改変をして、発展してほしいなと思いました。


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