【神戸市営地下鉄 北神線・山手線・西神線】新幹線の上を越える“山岳地下鉄”の魅力とは

三宮駅に停車する名谷ゆき列車 路線情報

神戸の市街地と、当時開発中であった須磨ニュータウンを結ぶ大動脈として建設され、以後、西は西神ニュータウン、東は中心市街地の三宮や山陽新幹線の新神戸駅へと順次延伸され、現在の路線の形となっています。

路線の歴史

最初は1977年3月に新長田ー名谷間が開業しました。1983年6月に大倉山まで、1985年6月に新神戸まで、1987年3月に西神中央までが開通し、現在の路線が完成した。

さらに、2020年6月に北神急行電鉄(1988年4月4開業)から神戸市営地下鉄北神線となりました。

運行形態

北神線・山手線・西神線と一体的に運行されています。日中は谷上駅 – 西神中央駅間の北神線直通列車と新神戸駅 – 西神中央駅間の列車が交互に運行されます。各駅に停車する普通列車のみの運です。

日中は7.5分に1本(1時間あたり8本)が運行されています。平日の朝夕ラッシュ時に運行本数が増えます。一部新神戸止まりや名谷止まりの列車もあります。

使用車両

開業当初から現在に至るまで全車両が地元の川崎車両(旧:川崎重工業車両カンパニー)兵庫工場の車両です。西神延伸線区間や北神トンネルに勾配が多く存在するため、抑速ブレーキを全車両に搭載しています。

現在は:2019年2月16日営業運転開始した、6000形の車両が使用されています。2023年11月時点で29編成(6両編成)が運行中。全列車ワンマン運転で運行されています。

車窓

この3路線は、神戸の中心部からニュータウン、西北部の山間地域までを一気に結ぶ「都市鉄道の縮図」のような存在。とくに新幹線の真上を越えるダイナミックな地形が魅力で、全国の地下鉄でもここだけしか見られないレアな車窓が魅力です。

まずは北神線の起点駅:谷上です。

神戸市営地下鉄北神線谷上駅駅舎

神戸電鉄有馬線と乗り換えができます。⇒神戸電鉄有馬線の情報はこちら
写真のように乗り換えが大変しやすい構造です。

神戸市営地下鉄北神線谷上駅ホーム

この駅から三宮駅まで約10分ということで、大変便利な路線です。

神戸市営地下鉄北神線谷上駅に停車する西神中央ゆき

六甲山地をトンネルで一気に貫き、新神戸駅に着きます。新神戸駅は山陽新幹線と乗り換えできます。JR在来線と乗り換えがないので、この地下鉄が新神戸駅と神戸市中心街を結ぶ貴重な存在です。

新神戸の次の駅が神戸市の中心的な駅三宮です。下の写真は三宮に停車している名谷ゆきです。

三宮駅に停車する名谷ゆき列車

三宮を出発すると、神戸市の中心部を地下で走行し、途中の湊川で神戸電鉄(有馬線粟生線)と、長田で神戸高速鉄道と、新長田でJR神戸線(山陽本線)と、板宿で山陽電鉄と乗り換えできます。

板宿を出発すると、引き続きトンネル区間ですが、地下区間から山を貫くトンネル区間にかわります。下の写真は妙法寺駅の車窓です。トンネルとトンネルの間にある駅です。

神戸市営地下鉄妙法寺駅の車窓

板宿⇒妙法寺の次が名谷駅です。西神線の拠点駅で、車庫もある駅です。

神戸市営地下鉄西神線名谷駅の車窓

名谷駅を出発すると、神戸市営地下鉄の車窓のメインとなる「新幹線の上を跨ぐ地下鉄」がある場所です。地下鉄が新幹線の上を跨ぐ日本で唯一の場所です。⇒「新幹線の上を跨ぐ地下鉄」について詳しくはこちら

神戸市営地下鉄(名谷ー総合運動公園)の車窓 新幹線の交差シーン

名谷から5駅で終点の西神中央です。西神ニュータウンの拠点となります。

神戸市営地下鉄西神線西神中央駅駅舎

まとめ

神戸市営地下鉄の北神線・山手線・西神線は、都市部・山岳・ニュータウンという3つの車窓を一度に味わえる“変化の宝庫”です。とくに名谷ー総合運動公園間の「新幹線の上を越える地下鉄」という構造は全国でもほぼ唯一で、鉄道ファンなら一度見てみたいポイント。歴史・ダイヤ・車窓の三拍子がそろった、乗って楽しい路線です。

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