〜海と里山が交差する“丹後の魅力凝縮ルート”を徹底紹介〜
海と里山、そして城下町の風景がわずか17kmに凝縮された 京都丹後鉄道・宮舞線。宮津湾のきらめく海、丹後らしい田園、舞鶴の歴史ある街並み——乗るほどに景色が変わる“密度の高いローカル線”です。観光列車あかまつ号・あおまつ号も走り、天橋立や舞鶴観光と組み合わせた鉄道旅にぴったりの路線を紹介します。
■ 宮舞線とは?路線概要と特徴
宮舞線は、京都府北部の宮津市と舞鶴市を結ぶローカル線で、旧国鉄宮津線の一部として開業しました。現在は京都丹後鉄道(WILLER TRAINS)が運行を担い、地域の生活路線でありながら観光需要も高いのが特徴です。
駅数は7駅とコンパクトですが、海沿い、山間部、城下町と景色が次々に変わるため、乗車時間の短さ以上に“旅をしている感覚”を味わえる路線です。
■ 宮舞線の歴史
宮舞線のルーツは、1920年代に開業した旧国鉄宮津線にさかのぼります。国鉄民営化後、北近畿タンゴ鉄道(KTR)に移管され、地域の足として運行が続けられてきました。
2015年には運行会社がWILLER TRAINSに変わり、観光列車の導入や駅のリニューアルなど、観光振興と地域活性化を意識した取り組みが進められています。
■ 宮舞線の魅力
宮舞線の魅力は、なんといっても“短距離で濃い旅ができる”点にあります。海、山、街並みという異なる景観が次々と現れ、乗っていて飽きる瞬間がありません。
今回は西舞鶴駅から宮津駅を目指して出発しました。下の写真は西舞鶴駅の駅舎です。JR舞鶴線との接続駅となっています。 ⇒JR舞鶴線の情報はこちら

西舞鶴は「田辺城跡」が残っている城下町です。歴史ある街並みが現れるこの変化も宮舞線の魅力のひとつです。
北近畿タンゴ鉄道宮舞線のホームはJR舞鶴線のホームの端にあります。


宮舞線の列車(網野ゆき)が到着しました。今から出発です。

西舞鶴駅を出発すると、右側に北近畿タンゴ鉄道の車庫があります。今は使われなくなった、タンゴエクスプローラーで使用されていた(KTR001形)とJR東海で活躍した(キハ85系)が留置されていました。

四所(ししょ)駅周辺では、丹後らしい里山風景が広がります。田園と山並みが織りなす穏やかな景色は、ローカル線ならではの魅力。季節ごとに表情が変わり、春は新緑、夏は深い緑、秋は黄金色の稲穂、冬は雪景色と、何度乗っても新しい発見があります。

宮舞線のハイライトの一つが「由良川橋梁」からの車窓です。丹後神崎駅ー丹後由良駅間の由良川河口に架かる橋です。

まるで海の上を走行しているかのような車窓です。

列車内から前面車窓の動画も撮影しました。ぜひご覧ください!
今回は丹後由良駅で途中下車して、由良川橋梁を走行する列車を撮影しました。

丹後由良駅は夏場は丹後由良海水浴場として有名です。訪問時はシーズン少し前の6月だったので、とても静かな落ちついた駅の雰囲気でした。


由良川橋梁へは丹後由良駅から約10分程度で到着します。

さあ、丹後由良駅から西舞鶴方面へ列車がきました!

動画も撮影しました。雰囲気が伝わるかと思います。
撮影後、丹後由良駅まで戻りました。豊岡ゆきの列車に乗って宮津駅を目指します。

丹後由良〜栗田(くんだ)付近のの車窓も宮舞線の車窓のハイライトの一つです。下の写真は由良浜です。宮舞線は少し高い場所を走行するので、全体を俯瞰するように見ることができます。

次の写真は奈具(なぐ)海岸の車窓です。荒々しい花崗岩と日本海を背景にした海沿いを走行します。

栗田駅の次が宮舞線の終点:宮津駅です。福知山方面にむかう宮福線と、天橋立・網野・豊岡方面へむかう宮豊線と乗りかえることができます。 ⇒宮福線の情報、宮豊線の情報はこちら
■ まとめ
宮舞線は、海・里山・城下町という多彩な景色を短距離で楽しめる、全国でも珍しいローカル線です。観光列車の存在や沿線観光の充実もあり、鉄道旅初心者から鉄道ファンまで幅広く楽しめる路線と言えます。
天橋立や舞鶴観光と組み合わせれば、1日で“丹後の魅力”をぎゅっと味わえる旅が完成します。次の休日は、宮舞線に揺られながら丹後の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■ お役立ち情報
・宮豊線の運行ダイヤは、基本的に1時間1本で運行されています(例外もあり)⇒宮舞線の時刻表(北近畿タンゴ鉄道)の時刻表はこちら
・特急はすべて福知山から宮福線を経由して、天橋立ゆきとなり運行されています。したがって宮舞線は普通列車のみの運行となります。

コメント