【GRAN 天空乗車記】極楽橋→なんばを2号車ワイドビューシートで満喫!車内・車窓・料金・予約方法を紹介

九度山駅に停車するグラン天空なんばゆき 乗車紀行

2026年4月、南海高野線に新しい観光列車「GRAN 天空」が登場しました。

これまで橋本~極楽橋間を走っていた観光列車「天空」を受け継ぎながら、運行区間をなんば~極楽橋間へ拡大

高野山観光の玄関口である極楽橋と大阪・なんばを、約1時間30分で結んでいます。

今回、私は2026年8月9日に極楽橋駅からなんば駅まで「GRAN 天空」2号車のワイドビューシートに乗車しました。

実際に乗ってみると、特に印象に残ったのが、高野山の山岳区間から大阪の街へと少しずつ景色が変化していく車窓です。

さらに、紀州材を使った家具や鉄道をモチーフにしたデザインなど、車内にも「GRAN 天空」ならではのこだわりが詰まっていました。

GRAN 天空は、高野山観光の「帰り道」まで特別な時間にしてくれる列車でした。

この記事では、実際の乗車体験をもとに、

  • GRAN 天空とはどんな列車なのか
  • 2号車ワイドビューシートの座席
  • 極楽橋からなんばまでの車窓
  • 3号車ロビーラウンジ
  • 車内の細かなデザイン
  • 料金・予約方法
  • 実際に乗って分かった魅力

を、写真とともに詳しく紹介します。

これからGRAN 天空に乗ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。

極楽橋駅に停車する「GRAN天空」

「GRAN 天空」は、南海電鉄が2026年4月24日から運行を開始した観光列車です。

それまで運行されていた「天空」は2026年3月20日に定期運行を終了。

その後継となる「GRAN 天空」は、「天空」のコンセプトを受け継ぎながら、より上質な車内空間とサービスを備えた列車として登場しました。

大きな特徴の一つが運行区間の拡大です。

従来の「天空」は橋本~極楽橋間でしたが、「GRAN 天空」はなんば~極楽橋間を走ります。

つまり、大阪・なんばから高野山方面へ向かう旅だけでなく、高野山観光を終えたあと、極楽橋からなんばまで乗車して旅を締めくくるという使い方もできます。

運行区間は、なんば~極楽橋間で約1時間30分。

高野山の山岳区間から大阪の都市部まで、約1時間30分で一気に移動できるのも魅力です。

▶高野線の情報はこちら⇒【南海高野線】南海高野線に乗って高野山へ:車窓・歴史・見どころを写真で紹介

項目内容
列車名GRAN 天空
運行開始2026年4月24日
運行区間なんば~極楽橋
所要時間約1時間30分
編成4両編成
座席全席指定
1号車リラックスシート
2号車ワイドビューシート
3号車ロビー・ラウンジ
4号車グランシート・グランシートプラス
運行日毎週水曜日・第2、第4木曜日を除く日 (南海電鉄)

2号車ワイドビューシートから見る「山から街へ」の車窓が楽しい

① 極楽橋を出発

高野山での観光を終え、極楽橋から大阪・なんばへ戻ります。
その帰路を単なる移動時間にせず、最後まで旅として楽しむことができるのが「GRAN 天空」です。

2026年4月に運行を開始した南海電鉄の観光列車「GRAN 天空」は、なんば駅と極楽橋駅を約1時間30分で結びます。

今回は高野山観光を終え、極楽橋からなんばまで2号車の「ワイドビューシート」に乗車。

高野山の山深い景色から、徐々に街並みへと変わっていく車窓を眺めながら、なんばまで約1時間30分の旅を楽しみました。

高野山の山深い景色から、紀ノ川沿いの風景、住宅地、そして大阪の街へ。約1時間30分の間に変化していく車窓を楽しめるのが、この列車の魅力です。

この記事では、実際に2号車ワイドビューシートに乗車した体験をもとに、座席・車内設備・車窓・3号車のロビーラウンジなどを写真とともに紹介します。

▶高野山ケーブルの情報はこちら⇒【南海電鉄鋼索(こうさく)線】極楽橋〜高野山を5分で駆け上がる!南海高野山ケーブルの旅

極楽橋駅のケーブルカーから南海電車への乗換通路です。
七夕の短冊が飾られ、夏らしい雰囲気がただよっていました。

南海高野線極楽橋駅構内

グラン天空の正面(後部)です。発車10分前までは車内清掃中でした。

極楽橋に停車するグラン天空なんばゆき

乗車までの間にとなりのホームから先頭部分に移動して、前面から編成全体を撮影しました。グラン天空は4両編成です。先頭の4号車がグランシート・グランシートプラス、3号車がロビー・ラウンジ、2号車がワイドビューシート、1号車がリラックスシートとなっています。

極楽橋駅に停車するグラン天空なんばゆき先頭車から

今回乗車する2号車の側面です。ワインレッドの車体に優美に羽をひろげたようなデザインに、高野山に咲くシャクナゲと、南海なんば駅の駅ビルに咲くアカンサスという、沿線ゆかりの植物をあしらっています。

極楽橋駅に停車するグラン天空なんばゆき2号車側面①

いよいよ乗車です。今回は2号車ワイドビューシートに乗車です。

極楽橋駅に停車するグラン天空なんばゆき2号車側面②

② 高野山の山岳区間

極楽橋を出発すると、まず高野線ならではの山岳区間を走ります。ここから九度山駅までは連続50パーミルの下り勾配で、急曲線・トンネルも多く車輪がきしむ音を響かせながら下っていきます。写真は紀伊細川駅付近の車窓です。集落が駅からはるかに下にみえます。

高野山で過ごした時間を思い出しながら、列車は山を下っていきます。

③ 九度山駅に停車(橋本方面へ)

山を抜けるにつれて、徐々に住宅地や平地が増えてきます。

南海高野線九度山ー高野下間車窓

GRAN 天空は九度山駅にも停車します。今回の乗車では、反対方向へ向かう特急こうや号との行き違いがありました。

九度山は真田幸村ゆかりの地としても知られています。駅には真田家の家紋として知られる六文銭をデザインした装飾も見られ、高野線の鉄道旅と沿線観光の両方を楽しめる駅です。

南海高野線九度山駅

屋根の軒下には、真田六文銭をあしらった布が飾られていました。

南海高野線九度山駅に停車するグラン天空なんばゆき

九度山駅に停車するグラン天空なんばゆきです。ここからは橋本ー河内長野間は山越えとなりますが、河内長野から先は大阪府内の都市近郊路線となります。

九度山駅に停車するグラン天空なんばゆき車両前面

④ 大阪の街へ

さらに進むと、住宅地が増え、やがて大阪の都市風景へ。そして最後に、なんば駅に到着しグラン天空の旅は終わりました。高野山の山深い景色から、徐々に街並みへと変わっていく車窓を眺めながら、なんばまで約1時間30分の旅を楽しみました。

2号車ワイドビューシートは車窓を楽しむのにぴったり

ここでは、今回実際に乗った2号車を紹介します。

グラン天空2号車ワイドビューシート全体

2号車は車窓を楽しむことがメインの車両です。なんば向きで左側(高野山向きでは右側)の座席が窓にむいているので車窓が見やすくなっています。シートは2人がけのシートです。一人単位で座席指定できますが、できれば二人で予約したほうがいいと思います。
このグラン天空では4号車のグランシート・グランシートプラスも同様の座席となっています。

グラン天空2号車ワイドビューシート

反対側の座席です。向かい合わせの座席となっています。

グラン天空2号車ワイドビューシート右側

2号車のワイドビューシートに座ると、目の前には大きな窓。その窓越しに、高野山の山深い景色が流れていきます。

グラン天空2号車ワイドビューシートからの車窓

車内を歩いてみるとGRAN 天空のこだわりが分かります

それでは2号車以外の車両も見てみます。ただし4号車は4号車利用者以外は入ることができませんでしたので撮影できていません。

1号車です。リラックスシートとよばれています。座席は一般的なクロスシートとなっています。1列に座席が1+2の3座席となっていてゆったりしています。

グラン天空1号車リラックスシート

3号車はロビー・ラウンジとなっています。ここでは4号車の乗客に食事もしくはスイーツ(いずれも事前予約したもの)をお出ししてから、1・2号車の乗客むけに軽食・飲み物・グッズ販売をしています。

4号車の乗客様用に食事もしくはスイーツの情報

1・2号車乗客様向け軽食・飲み物・グッズ販売の情報

グラン天空3号車ロビー・ラウンジ

3号車の手洗い所に設置されている錫製手洗い鉢で作られた洗面所です。江戸時代から大阪に伝わる伝統工芸も取り入れられています。

グラン天空3号車洗面所

同じく3号車のラウンジの窓です。木材を使ってハンドメイドで作り上げた美しいデザインの窓です。

グラン天空3号車ラウンジ窓

高野山の旅を締めくくる列車として楽しめる

GRAN 天空で極楽橋を出発すると、車窓には高野山の山々が広がります。列車が山を下るにつれて、森林、渓谷、住宅地、そして大阪の街へと景色は少しずつ変化していきました。

そして、なんばに到着。

高野山での観光はここで終わりますが、GRAN 天空に乗ったことで、その帰り道まで旅の思い出になりました。高野山へ行くなら、行きだけでなく帰りの列車にもこだわってみる。

それも高野山旅行を楽しむ一つの方法ではないでしょうか。

ダイジェスト動画もご覧ください

今回の極楽橋⇒なんばの乗車の様子(主に車窓)をご覧ください。紀伊山地の山岳路線の様子、九度山駅での特急こうや号との行き違いシーンは必見です。

GRAN 天空に乗って高野山旅行を最後まで楽しもう

GRAN 天空は、高野山となんばを結ぶ単なる移動手段ではありません。

高野山の山深い景色を眺め、車内のこだわりを楽しみ、3号車のロビー・ラウンジにも立ち寄る。そんな「列車に乗ることそのもの」を楽しめる観光列車です。

今回は2号車ワイドビューシートに乗車しましたが、実際に乗ってみて特に魅力を感じたのは、高野線の山岳区間を車窓からじっくり楽しめることでした。

高野山を訪れる際には、行きのアクセスだけでなく、帰りの列車にもこだわってみてはいかがでしょうか。

(お役立ち情報)GRAN 天空の予約方法・料金は?

ここは、これから乗車する方が特に気になるところではないでしょうか。

「GRAN 天空」の1号車リラックスシートと2号車ワイドビューシートは全席指定です。

特急券は乗車日の30日前から購入できます。座席位置も購入時に指定できます。

基本的には、GRAN 天空専用サイトから事前予約するのがおすすめです。

また、空席がある場合には車内で特急券を購入することもできますが、その場合は通常の料金に300円が加算されます。

一方、なんば駅2階サービスセンター・極楽橋駅・高野山駅では、当日運行分の1号車・2号車について予約受付も行っています。

予約時に注意したいポイント

  • 1号車・2号車は全席指定
  • 乗車日の30日前から購入可能
  • 座席位置を指定できる
  • 1名でも乗車可能
  • 車内購入は300円の加算あり(当日空席があった場合に限られ、現状は空席はほぼない状況)
  • 4号車は事前購入が必要(車内食事の予約の関係で)

料金は乗車区間や座席タイプによって異なるため、乗車前に南海電鉄の公式サイトで最新の料金表を確認しましょう。

GRAN 天空の予約・料金については、南海電鉄公式サイトをご確認ください。

GRAN 天空公式「運行スケジュール/料金」

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