【広島電鉄】2026年版広島電鉄を全線完乗!初めてでも楽しめる広電の魅力を徹底紹介

広島駅に停車する西広島ゆき電車 中国地方の私鉄

広島電鉄は、日本最大の路面電車ネットワークを持ち、広島市内の観光から世界遺産・宮島へのアクセスまで担う便利な鉄道です。しかし、「路線が多くて乗り方が分からない」「どんな電車なの?」と感じる人も多いでしょう。

そこで今回は、実際に広島電鉄を全線完乗した体験をもとに、広島電鉄の歴史や路線の特徴、運行ダイヤ、乗って感じた魅力を初心者にも分かりやすく紹介します。

広島電鉄は観光にも鉄道旅にもおすすめ

広島電鉄は、広島観光をする人にも鉄道ファンにもおすすめできる路線です。

広島電鉄広島駅乗降場所

その理由は、市街地をゆっくり走る路面電車と、郊外を高速で走る宮島線という2つの異なる魅力を一度に楽しめるからです。また、1912年11月の開業以来、市民の足として活躍し、原爆投下後の復興を支えた歴史もあります。

相生橋をわたる広島電鉄と原爆ドーム

実際に全線を乗車すると、市街地では信号待ちをしながら街並みに溶け込んで走る一方、宮島線では専用軌道を軽快に走るなど、同じ広島電鉄とは思えないほど異なる景色を楽しめました。

広島電鉄は、歴史・観光・鉄道の魅力を一度に味わえる全国でも珍しい路線です。

広島電鉄の概要と歴史

広島電鉄は1912年11月に開業し、現在では市内線と宮島線からなる日本有数の路面電車ネットワークへ発展しました。被爆後わずか数日で一部運転を再開したことから、「復興のシンボル」としても知られています。

原爆ドーム前電停では、歴史を感じながら多くの観光客が利用していました。路面電車が今も日常の交通機関として活躍している姿が印象的でした。

原爆ドーム前の相生橋を渡る広島電鉄車両

広島電鉄は、単なる交通機関ではなく、広島の歴史とともに歩んできた鉄道です。

路線・運行ダイヤを簡単に紹介

広島電鉄は路線を理解すると利用しやすくなります。

下の写真は広島電鉄の路線図です。⇒広島電鉄にホームページの路線図

広島電鉄車内にある路線図

広島駅に停車する6系統江波(えば)ゆき電車です。

広島電鉄広島駅の停車する江波ゆき電車

広島駅を出発して高架線から市内線の地上区間に下りるシーンです。

複数の路線と運行系統がありますが、主要な乗換駅を押さえておけば迷うことはほとんどありません。

その主要駅の代表格といえるのが、紙屋町東・紙屋町西です。広島市内の中心地といえます。

広島電鉄紙屋町西停留所

この両駅には多くの系統が集まり、次々と電車が発着していました。広島駅や西広島でもスムーズに乗り換えられました。

★簡単な路線紹介★

① 本線

広島駅から広電西広島まで、広島市の中心部を東西に結ぶ広電の中心的な路線です。八丁堀や紙屋町、原爆ドーム前など、広島観光の主要エリアを通ります。宮島口・広島港・江波へ直通する電車も多く、運行本数も多いので広電を初めて利用する人にも分かりやすい路線です。

広島電鉄本線八丁堀駅付近車窓

次の動画は、胡町(えびすまち)駅付近を走行しているシーンです。広島市内の中心部を走行しています。

② 宇品線

紙屋町から広島港まで、広島市中心部と宇品地区を南北に結ぶ路線です。紙屋町、本通、市役所前などの市街地を抜け、終点の広島港へ向かいます。1号線や7号線などの電車が走り、広島港からは宮島や江田島方面への観光にもつながります。

広島電鉄宇品線比治山橋ー南区役所前車窓

終点の広島港からは呉・四国方面へのフェリー乗り場があります。

宇品(広島港)フェリー乗り場入口

③ 江波線

本線の土橋から分岐し、舟入地区を経由して江波まで向かう路線です。市街地から住宅地へと景色が変化していくのが特徴。広島駅から6号線・横川駅から8号線の電車が乗り入れています。全長2.6kmの短い路線です。

広島電鉄江波線車窓

④ 横川線

本線の十日市町から分岐し、寺町、別院前を経由してJR横川駅へ向かう全長1.4kmの路線です。広島市中心部と横川地区を結ぶ短い路線ですが、7号線(原爆ドーム前・紙屋町をへて広島港へ)や8号線(江波方面)が乗り入れています。JR山陽本線などとの乗り換えにも便利な路線です。

広島電鉄横川線車窓

⑤ 白島線

八丁堀から白島までを結ぶ、全長1.2kmの短い路線です。広電の中でも独立した区間を走るのが特徴で、9号線が運行されています。八丁堀は広島市中心部の繁華街に位置するため、買い物や観光の際にも利用しやすい路線です。

広島電鉄白島線車窓

⑥ 皆実線

本線の稲荷町から分岐し、比治山下、比治山橋、皆実町二丁目を経由して皆実町六丁目へ向かう路線です。広島市中心部から南東方向へ延び、宇品線と接続しています。5号線と市内循環線の電車が走り、比治山周辺の観光や移動にも利用できます。

広島電鉄広島港駅駅名標

⑦ 宮島線

広電西広島から広電宮島口まで、瀬戸内海沿いを走る16.1kmの鉄道路線です。市内線とは異なり、専用軌道を走るため、路面電車とは違った走行感を楽しめます。終点の広電宮島口は宮島観光の玄関口。2号線の電車が市内から直通します。

広島電鉄西広島駅車窓

次の動画は、終点宮島口駅到着のシーンです。厳島神社のある宮島へのフェリー乗り場はすぐ近くです。

広電宮島口の駅舎です。宮島へのフェリー乗り場はすぐ近くです。

広島電鉄広電宮島口駅駅舎

フェリー乗り場から厳島神社の鳥居がみえました。

広島電鉄広電宮島口からみた厳島神社の鳥居

★運行ダイヤ★

  • 朝夕は高頻度運転
  • 日中も約10〜20分間隔の系統が多く、観光でも利用しやすい
  • 広島駅ー紙屋町方面は本数が多い

★主要な観光地への行き方★

原爆ドーム  2号線(広電宮島口ゆき)・6号線(江波ゆき)に乗車(約15分)
平和記念公園 1号線(広島港ゆき)に乗車(約15分)

宮島 2号線(広電宮島口ゆき)に乗車(約72分)⇒徒歩1分⇒フェリー(約5分)

※くわしくは、広島電鉄路線図をご覧ください。乗車方法・運賃・主要な観光地への行き方がのっています。

全線完乗して感じた魅力

実際に乗ることで、広島電鉄ならではの魅力を強く感じました。

新旧さまざまな車両が走り、市街地・住宅地・専用軌道など景色が次々と変わるため、長時間乗っていても飽きません。

①超低床車両
様々車両が走行しています。複数車両を連結した連節車も多く運行されています。写真は横川駅に停車する広島港ゆき電車です。

横川駅に停車する広島電鉄広島港ゆき

宮島口に停車する車両を撮影しました。宮島線は最大5両を連結した連節車もあります。

広島電鉄宮島口駅列車

②レトロな車両

新しい車両が活躍する一方で、古い車両も現役で走行してくるのも魅力です。
下の写真は352系です。1958(昭和33)年に製造された車両です。すでに68年間たっています。少しずつ新しい機能(冷房やICシステム機能など)も加えつつ今でも活躍しています。

広島電鉄352系車内

352系が走行している動画もご覧ください。

次の写真は1900系です。1957(昭和32)年に製造され京都市電で活躍しました。1978(昭和53)年9月以降、京都市電全廃後に広島電鉄に移籍しました。

広島港に停車する1900系横川ゆき

この1908電車は1977(昭和52)年に先行して広島電鉄に移籍しました。京都市電の社章と製造年がわかる名標がみられます。

広島電鉄1908系側面(京都市電の社章と製造面板)

602系です。もと西鉄車両で1948(昭和23)年に製造された車両です。1977(昭和52)年に広島電鉄に移籍しました。写真は乗車中に他の車両から撮影したので、少し写りがよくありません。すみません。

広島電鉄紙屋町東を走行する。広島電鉄602系

以上のように広島電鉄では、かつて他の都市で活躍していた電車がたくさん見られます。「走る鉄道博物館」ですね。

これらのレトロ車両は、市内循環線(L系統)で見られる確率が高いように感じました。

700系

まだレトロの部類には入らないかもしれませんが、低床車両が多くなり古い車両になってきました。1982(昭和57)年に登場しました。

写真は江波駅に停車する700系電車です。

初めて利用する人へのアドバイス

事前に少し準備しておくと、より快適に楽しめます。

広島電鉄は運行系統が多いため、目的地へ向かう系統番号を確認しておくと安心です。私は事前に運行系統を確認していたため、乗り換えもスムーズに進み、効率よく全線を完乗できました。

下の写真は広島駅の広島電鉄のりばに設置された路線案内板です。これで目的地と乗り場を確認しましょう。

まとめ

広島電鉄は、日本最大級の路面電車ネットワークと100年以上の歴史を持ち、観光・鉄道旅のどちらも満喫できる魅力的な路線です。

全線完乗を通して感じたのは、「街の交通機関」であると同時に、「広島の歴史や文化を体感できる鉄道」でもあるということでした。

広島を訪れる際は、目的地へ移動するだけでなく、ぜひ広島電鉄そのものを旅の目的として楽しんでみてください。

原爆ドーム(相生橋から撮影)

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