【近鉄湯の山線乗車記】近鉄四日市から湯の山温泉へ!鈴鹿山脈を目指す15.4kmの旅

湯の山温泉駅に停車する四日市ゆき列車 乗車紀行

近鉄湯の山線は、近鉄四日市駅から湯の山温泉駅までを結ぶ近鉄の路線です。

1913年6月に四日市鉄道が川島村駅(現在の伊勢川島駅) – 湯ノ山駅(現在の湯の山温泉駅)間を開業。1916年3月に四日市駅まで開業し現在の形になりました。

全10駅、営業キロは15.4km。近鉄四日市駅を出発した列車は、中川原、伊勢松本、伊勢川島、高角、桜、菰野、中菰野、大羽根園を経由して、終点の湯の山温泉へ向かいます。

近鉄の路線の中では短い路線ですが、都市部から住宅地、そして鈴鹿山脈の麓へと景色が変化していくのが、この路線の面白さです。

湯の山温泉・御在所岳へのアクセス路線

湯の山線の終点、湯の山温泉駅は、その名のとおり湯の山温泉への玄関口。

さらに御在所岳へ向かう場合も、湯の山温泉駅からバスに乗り換えて御在所ロープウエイ前を目指すことができます。
御在所ロープウエイは全長2,161m、約12分で御在所岳を結び、伊勢平野や伊勢湾などを眺められる観光スポットです。

つまり湯の山線は、15.4kmという短い路線ながら、鈴鹿山脈への観光アクセスを担う重要な路線なのです。

近鉄四日市駅から湯の山温泉行きに乗車

今回の旅では、近鉄四日市駅から湯の山線に乗車します。

近鉄四日市駅に停車する湯の山温泉ゆき列車

近鉄四日市駅では、名古屋線などの列車が発着するホームから湯の山線の列車へ乗り換え。

近鉄四日市駅湯の山線ホームの駅名標

これから始まる短いローカル線の旅に期待しながら、湯の山温泉行きの普通列車に乗車します。

近鉄湯の山線列車内風景

都市部から住宅地へ変化する車窓

近鉄四日市を出発すると、しばらくは四日市市街地を走ります。

近鉄湯の山線近鉄四日市ー中川原間車窓

しかし、駅を進むにつれて住宅地が増え、やがて車窓の雰囲気も変わってきます。特に注目したいのが、進行方向に見えてくる鈴鹿山脈。

「湯の山温泉へ向かっている」ということを実感できる車窓です。

大羽根園を過ぎると終点・湯の山温泉へ

大羽根園駅を出発すると、いよいよ終点の湯の山温泉駅が近づいてきます。

近鉄四日市駅からここまでの距離は15.4km。列車に乗っている時間も25~27分ほどなので、乗りつぶし目的なら比較的短時間で完乗できる路線です。

それでも、都市部から山の麓へ向かっていく車窓の変化を楽しめるため、単に「15.4kmを乗っただけ」では終わらない路線です。

近鉄湯の山線大羽根園ー湯の山温泉駅間の車窓(鈴鹿山脈)

終点・湯の山温泉駅に到着

そして列車は終点の湯の山温泉駅へ。

湯の山温泉駅に停車する四日市ゆき列車

湯の山温泉駅は温泉街そのものではなく、駅から先はバスなどを利用して湯の山温泉方面へ向かいます。

湯の山温泉の情報はこちら⇒湯の山温泉公式ホームページ

近鉄湯の山温泉駅駅舎

御在所ロープウエイへ向かう場合も、湯の山温泉駅から三重交通バスを利用して「湯の山御在所ロープウエイ前」へ向かうルートがあります。

くわしくは、御在所ロープウェイの情報をご覧ください。

そのため、湯の山線は「乗って終わり」ではなく、終点から先に温泉や御在所岳という観光地が続いているのも魅力です。

近鉄湯の山温泉駅より御在所岳方面をみる

湯の山線に乗車したら、時間に余裕があれば湯の山温泉や御在所岳まで足を延ばすのもおすすめです。

鉄道だけを目的にするなら、往復して完乗する。観光も楽しむなら、湯の山温泉や御在所ロープウエイと組み合わせる。目的に応じて楽しみ方を変えられる路線です。

まとめ:短いからこそ楽しみたい近鉄湯の山線

近鉄湯の山線は、近鉄四日市駅から湯の山温泉駅まで15.4kmを結ぶ短い路線です。

しかし、その短い距離の中で、四日市の市街地から住宅地、菰野町を経て鈴鹿山脈の麓へと景色が変化していきます。そして終点の先には、湯の山温泉と御在所岳があります。

近鉄湯の山線湯の山温泉-大羽根園間車窓(鈴鹿山脈がみえる車窓)

そう思ってしまいそうですが、実際に乗ってみると、都市と山、生活と観光をつなぐ湯の山線ならではの魅力を感じることができます。

全国の鉄道路線を乗りつぶしている私にとっても、こうした短い路線を一本ずつ訪ねることは、鉄道の魅力を発見する楽しみの一つです。

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