【名鉄尾西線乗車記】名鉄一宮から玉ノ井へ!わずか5.6kmのローカル線に乗る

名鉄一宮駅に停車する玉ノ井ゆき 東海地方の私鉄

今回紹介するのは、名鉄尾西線の名鉄一宮駅から玉ノ井駅までの区間です。

▶名鉄尾西線(弥富ー津島ー名鉄一宮)の記事
▶JR東海道本線の記事

名鉄一宮駅は、名古屋本線と尾西線が接続する主要駅。JR東海道本線の尾張一宮駅とも乗り換えができ、多くの人が行き交います。

その名鉄一宮駅から北へ向かう尾西線に乗ると、西一宮、開明、奥町を経由して、終点の玉ノ井駅に到着します。

区間の距離は約5.6km。乗車時間はわずか8~9分ほどです。短い区間ですが、名鉄一宮駅周辺の都市的な風景から、地域の住宅地へと移り変わる車窓を楽しめます。

「名鉄にこんな短い路線があるんだ!」そんな発見を楽しめるのが、この区間の魅力です。

今回は、名鉄一宮駅から玉ノ井駅まで乗車し、普段この路線を利用しない方に向けて、尾西線の短い区間に隠れた魅力を紹介します。

名鉄尾西線の名鉄一宮~玉ノ井間はどんな路線?

わずか3駅、約5.6kmの短い区間

名鉄尾西線は、愛知県弥富市の弥富駅から一宮市の玉ノ井駅までを結ぶ路線です。

その中でも、名鉄一宮駅から玉ノ井駅までの区間は、尾西線の北側に位置しています。

途中の駅は、西一宮駅、開明駅、奥町駅の3駅。名鉄一宮駅を出発すると、わずか4駅目で終点の玉ノ井駅に到着します。

名鉄一宮~玉ノ井間の基本情報

  • 路線名:名古屋鉄道 尾西線
  • 区間:名鉄一宮~玉ノ井(全線単線:行き違い設備なし)
  • 距離:約5.6km
  • 途中駅:西一宮・開明・奥町
  • 終点:玉ノ井
  • 所要時間:約8~9分
  • 運行列車:普通列車 ▶名鉄尾西線玉ノ井方面の時刻表(日中は30分に1本の運行です)

この区間の特徴は、短い距離ながら、名鉄の主要駅と住宅地の中にある終着駅を結んでいることです。

名鉄一宮駅では名古屋本線に乗り換えられ、JR尾張一宮駅も隣接しています。一方、終点の玉ノ井駅は尾西線の北側の終着駅です。

大きなターミナル駅から出発し、わずか数分で終着駅に到着する。この手軽さも、短い路線ならではの面白さといえるでしょう。

名鉄一宮駅に停車する玉ノ井ゆきと名古屋本線の特急岐阜ゆき

名鉄尾西線の歴史|玉ノ井方面は1914年に開業

1898年に誕生した尾西線

名鉄尾西線の歴史は、明治時代にまでさかのぼります。

現在の尾西線の前身となったのは、尾西鉄道という鉄道会社です。1898年(明治31年)に弥富~津島間が開業し、その後、津島から森上、萩原を経て一宮方面へと路線が延びていきました。

1900年(明治33年)には弥富から一宮までがつながり、尾張西部を結ぶ鉄道として発展しました。

一方、今回乗車する名鉄一宮~玉ノ井間は、さらに後の1914年(大正3年)8月4日に開業した区間です。

つまり、尾西線の南側が明治時代に誕生したのに対し、玉ノ井方面は大正時代に開通した区間という違いがあります。同じ尾西線でも、区間によって開業時期が異なるのです。

玉ノ井から先にも線路が延びていた

現在、玉ノ井駅は尾西線の終着駅です。

しかし、かつては玉ノ井からさらに先へ線路が延びていました。

1914年に一宮から木曽川橋方面への区間が開業し、1918年には木曽川橋から木曽川港までの貨物線が開通しました。その後、玉ノ井から先の区間は廃止され、現在は玉ノ井駅が終点となっています。

現在の終着駅から先に、かつての鉄道の歴史があったことを知ると、短い区間の乗車にも興味が湧いてきます。

名鉄尾西線玉ノ井駅

名鉄一宮~玉ノ井間の車窓の見どころ

大きな駅から住宅地へ変わる風景

この区間の車窓で注目したいのは、名鉄一宮駅周辺から住宅地へと移り変わっていく風景です。名鉄一宮駅は、名鉄とJRが接続する大きな駅です。駅周辺には商業施設などが集まっています。そこから北へ進むと、西一宮、開明、奥町と停車しながら、沿線の住宅地を走っていきます。

写真は名鉄一宮と西一宮間の車窓です。

名鉄尾西線一宮ー西一宮間車窓

短い駅間をテンポよく進む

名鉄一宮~玉ノ井間は、途中駅が3駅あります。駅に停車したと思うと、次の駅がすぐ近づいてくる。そんなテンポのよさも、この区間の特徴です。

次の写真は奥町(おくちょう)駅の前面車窓です。一宮市の郊外をゆったりと走行します。

終着駅ならではの雰囲気を楽しむ

玉ノ井駅は、尾西線の北側の終着駅です。

名鉄尾西線玉ノ井駅ホームに停車する名鉄一宮ゆき

終着駅には、途中駅とは違った魅力があります。列車が到着すると、その先へ線路が続いていないことから、路線の端まで来たことを実感できます。

名鉄尾西線玉ノ井駅終端部分

まとめ|名鉄一宮からわずか8分、尾西線の終着駅へ

今回は、名鉄尾西線の名鉄一宮駅から玉ノ井駅まで乗車する区間を紹介しました。

この区間は約5.6km、途中駅は西一宮・開明・奥町の3駅で、乗車時間は約8~9分です。

名鉄一宮駅は名古屋本線やJR東海道本線と接続する大きな駅ですが、そこから北へ向かうと、地域の住宅地を走る尾西線の短い区間が続いています。

そして終点の玉ノ井駅に到着すると、尾西線の北側の端まで来たことを実感できます。

尾西線は、1898年に弥富~津島間が開業した歴史ある路線です。今回乗車した名鉄一宮~玉ノ井間は1914年に開業しており、同じ尾西線でも異なる時代に整備された区間であることが分かります。

「名鉄一宮から少し乗ると、こんな終着駅があるんだ」そんな発見を楽しめるのが、名鉄尾西線の名鉄一宮~玉ノ井間です。

名鉄の乗りつぶしを進めている方はもちろん、普段この地域を訪れない方も、機会があればぜひ一度乗車してみてください。

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